ニュースと政治 (3)

アノテ・トン: 近い将来起こり得る我が国土の水没を世界の協力で防止を
21:15
2015/12/16
キリバスの国民にとって、気候変動は日常に起こる現実であり、議論するものでも、否定するものでも、法制化するものでもありません。太平洋に浮かぶ海抜が低いこの島国は、海面の上昇により、近い将来水没するかもしれません。TEDの運営者であるクリス・アンダーソンとの対談で、キリバスの大統領であるアノテ・トンは、この国が直面する気候的な破局と将来の危機について語ります。「気候変動に対処するには、犠牲を伴い、約束ごとが必要です」そして「世界の有り方は変わったのだと人々に伝えるべきなのです」と訴えます。
アンドレアス・エクストローム: インターネット検索結果に隠れた道徳的価値観
09:18
2015/12/07
検索エンジンは、今や最も信頼できる情報源、そして真実の拠り所となりました。でも、公正な検索結果は存在しうるのでしょうか?スウェーデンの文筆家でジャーナリストのアンドレアス・エクストロームは、そのようなものは哲学的にありえないと言います。この示唆に富んだトークで、彼は技術と人類との結びつきを強めるよう呼びかけます。そして、アルゴリズムには人間の価値観が反映されており、どんなプログラムをもってしても、それを消し去ることはできないことを心に留めておくべきだと訴えます。
ジョシュ・ルーバー: 知られざるスニーカー・マーケットとそれが重要である理由
11:55
2015/12/05
ジョシュ・ルーバーは、「スニーカーヘッド」と呼ばれるレアものや、限定品のスニーカーを収集するコレクターです。スニーカーへの飽くなき欲求を抱く彼ら目利き達が、マーケティングの原動力となり、お気に入りのブランドへの熱狂を人々の間に生み出しています。そして、この数千億円規模のスニーカー流通市場に支配的な力を持っているのがナイキです。ルーバーの会社キャンプレスでは、スニーカー市場のデータを収集し、コレクターや投資家のために分析しています。このトークで、ルーバーはこの複雑で規制のない市場を紹介し、それが株式のように商品が取引される市場のモデルとなる可能性を考察しています。
メリッサ・フレミング: 500人の難民を乗せた船が海に沈んだ ― 2人の生存者の物語
19:15
2015/11/30
500人以上もの難民を乗せ重量を超過した船に乗っていた、ある若い女性が図らずも英雄となりました。国連難民高等弁務官事務所のメリッサ・フレミングによって語られる、この力強い物語を聞くと、人間らしい生活を求めて国を脱しようと試みる膨大な数の人々を語る数字に、ひとの顔が浮かんできます。難民を乗せた船は今この瞬間も押し寄せているのです。
ウィル・ポッター: あなたが初めて知るアメリカ合衆国の機密刑務所
14:55
2015/11/09
アメリカ合衆国の刑務所内にはコミュニケーション管理ユニット(CMU)という刑務所があります。調査ジャーナリスト、ウィル・ポッターは、CMUの中に入った唯一の記者です。CMUはかつて内密に開設され、そして収容者の処遇は大きく変更されました。収容者が自分の子供を抱くことすらも禁止されているのです。どのような人物がCMUに収容されているか、政府がどのようにして収容者を隠し通そうとしているのかを、TEDフェローのポッターが示します。「政府のメッセージは明白です。それはCMUについて言及するべからずということです」とポッターは語ります。詳しくは willpotter.com/cmu をご覧ください。
アンダース・フィエルベルク: 浜辺に打ち上げられた名も無き2人の人生の物語
14:41
2015/11/06
ノルウェーとオランダに打ち上げられた2つの遺体は、全く同じウェットスーツを身につけていました。この話を聞いて、ジャーナリストのアンダース・フィエルベルクと写真家トム・クリスチャンセンは、「2人は誰なのか?」という疑問の答えを探し始めました。彼らが発見し、ノルウェーの「ダグブラデット紙」で報道したのは、すべての人に名前があり、すべての人に物語があり、すべての人がかけがえのない人格なのだという事実です。
アリス・ボウズ=ラーキン: 気候変動は進行中 ― 私たちの選択は?
14:24
2015/10/27
あなたが経験した中で一番暑い日を思い浮かべてください。さらにそれよりも6度、10度、12度暑くなった日の様子を想像できますか?気候変動の研究者アリス・ボウズ=ラーキンは、温暖化ガスの排出を今すぐに大きく減らさなければ、そんな未来が待っていると言います。彼女は、今こそ世界は新たな行動を開始するべき、具体的には生活様式全てを変えて、経済成長を犠牲にしてでも気候を安定させることを真剣に考えるべきだと提言します。
メアリー・ロビンソン: なぜ気候変動が人権を脅かすのか
21:42
2015/10/14
気候変動の問題はフェアではありません。豊かな国が海面の上昇や農地の消失への対策を立てることが可能ですが、世界の貧しい国では既に大型の嵐、飢餓や土地の消失といったことによって生活が危機にさらされ、人権が脅かされています。メアリー・ロビンソンは、気候変動に関する世界的な正義感ある運動への参加を呼びかけます。
デヴィッド・ロスコフ: 恐怖が動かすアメリカの政治
18:00
2015/10/02
アメリカ政府には新たな発想がないのでしょうか?アメリカの政界は、未来の創造よりも、恐怖や意図的な無視へと後退しているように思えることがあります。ジャーナリストのデヴィッド・ロスコフは、アメリカの指導者達がうまく対処できていない重要な課題をいくつか紹介します。サイバー犯罪や世界を揺さぶるような新技術、現代の全面戦争の現実などです。そして彼は、恐怖は一旦棚上げにして、新たなビジョンが必要だと説きます。
ジム・サイモンズ: ウォールストリートを制した天才数学者
23:07
2015/09/25
数学者であり暗号の専門家であるジム・サイモンズは、暗号解読に用いる高度な数学を使って、金融市場に潜むパターンを解読できるかもしれないと気付きました。1兆円を超える資産を築いた今、彼は次の世代の数学教師や研究者の育成に携わっています。TEDのクリス・アンダーソンが、サイモンズと膝を交えて数にまつわる彼の驚くべき人生について聞きます。
ジェイミー・バートレット: 謎のダークネットがメジャーになるとき
13:57
2015/09/24
インターネットには、おそらくあなたが目にしたことのない並行世界があります。特製のブラウザでアクセスされるその場所は、匿名活動家から違法行為まであらゆるものの自由地帯です。ダークネットからジェイミー・バートレットが報告します。
クリストファー・ソゴイアン: 盗聴の歴史と対処法
06:16
2015/09/14
「あなたの電話を盗聴しているのは誰か。固定電話なら誰でもできるのです。」とプライバシー活動家のクリストファー・ソゴイアンは言います。監視用のバックドアが電話にデフォルト設定されているので、政府が盗聴できるのです。外国の諜報機関も犯罪者もまた然り。そのため、「ハイテク企業の中には携帯電話や新しいメッセージング・システムに同様のバックドア設けよという政府の要請を拒んでいるハイテク企業もある」とソグホアンは語ります。ハイテク企業が、盗聴やテキスト・メッセージの読み取りにどのように対抗しているのかを学んでください。
ベネデッタ・ベルティ: ISISのような武装集団が勢力を伸ばす驚くべき理由
05:38
2015/08/10
ISIS、ヒズボラにハマス。これらの3つの異なる集団は暴力で知られます。しかし、それは彼らの一側面に過ぎないと、政策分析家のベネデッタ・ベルティは主張します。彼らは社会福祉事業、学校や病院の経営、さらには安全と警護を提供することによって、弱体化した政府が放置した空白を埋め、人々の人気を勝ち取ろうとしています。これらの集団による広範囲な活動を理解することで、暴力を終わらせるための新たな考えがもたらされるでしょう。
ジョン・ロンソン: ネット炎上が起きるとき
17:11
2015/07/20
ジョン・ロンソンはずっと、Twitterが声なき弱者の声となったことを喜ばしく思ってきました。Twitterというソーシャルメディア・プラットフォームは、私たち皆に、不当な行為に気づいた時にそれに対して声を上げ反撃する機会をくれたのですから。しかし、この過程のどこかで物事の風向きが変わってしまいました。この情熱的で雄弁な講演のなかで、ロンソンはそれがいかに吠え続ける暴徒のような行動に終わりがちであるか、そして、オンラインでの交流のあり方を再考する時期にきていることを説明します。
ノイ・スラプカウ: 人身売買は身近にいくらでもある。その実情とは
18:51
2015/07/13
誰もが大好きな毎日のバーゲンセール ― 10ドルのマニキュアや取り放題のエビ ― の背後には、その価格を低く保つための強制労働が隠されています。ノイ・スラプカウは、米国やヨーロッパ、そして途上国において多発している人身売買についての調査結果とともに、今や世界中の消費者を潤している強制労働の人道的問題について論じます。
ゲイル・ゼマク・レモン: 最前線でアメリカの戦争を戦う女性たち
11:24
2015/07/02
2011年、アメリカ軍では女性の戦闘参加は禁止されていましたが、この年、初の女性の特殊部隊がアフガニスタンの前線に派遣されました。地域住民と信頼関係を作り、戦争を終結させるための試みでした。記者のゲイル・ゼマク・レモンが、軍務における長年のタプーを打ち破った特別な女性兵士の集団を描き出します。
スキ・キム: 北朝鮮で教師をするということ
12:32
2015/06/08
スキ・キムは6か月に渡って、将来の北朝鮮の指導者のために作られたエリート校で、英語教師として働きました。その一方で、世界で最も抑圧的な体制のひとつに関する本を書いていました。生徒たちが「真実」や「批判的思考」といった考え方に取り組むのに手を貸しながら、彼女はこう考えるようになります。真実の追求を教えることで、彼らを危険にさらすことになりはしないか?(このトークは、ゲスト・キュレーターにPop-Up Magazineを迎えたTED2015のセッションの一部です。)
トレバー・アーロンソン: FBIの戦略がアメリカ在住のテロリストを作り出すまで
09:22
2015/06/04
アルカイダやアル・シャバーブ、イスラミックステートを合わせたよりも多くのアメリカ国内でのテロ計画の温床になっている組織があります。FBIです。その方法や理由とは?調査報道記者トレバー・アーロンソンは、真相を暴きつつ、精神面で問題を抱えるイスラム系アメリカ人を利用してテロ計画を生み出す、FBIの不穏な行動を明らかにします。
ビル・グロス: 新規事業を成功させる一番の原因
06:40
2015/06/01
ビル・グロスは、多数の新規事業立上げと起業支援を行う中で、新規事業の成功、不成功の理由について興味を抱きました。そこで自社・他社の企業データを数百集め、各社を5つの主要ファクターでランク付けしました。その結果、1つのファクターが他のファクターよりも突出していることがわかり、グロスすらをも驚かせました。
ジェフリー・ブラウン牧師: どのようにボストンの若者の暴力を79%削減したのか
18:03
2015/05/26
「ボストンの奇跡」の立役者であるジェフリー・ブラウン牧師は、駆け出しの牧師の頃、周囲の状況に戸惑っていました。通りを歩く子供たちが麻薬やチンピラの暴力の餌食となり、ボストンの地域社会が崩壊するところを目の当たりにしたからです。再生への第一歩は、「子供たちの話を聞くこと、単なる説教はしないこと、子供たちの周囲の暴力を減らす支援をすること」です。変革のための聞く力について、力強く語ります。
パメラ・ロナルド: 実際の遺伝子組換え食料
17:49
2015/05/04
パメラ・ロナルドは、植物の病気やストレスに対する抵抗性遺伝子を研究しています。この目を見張るようなトークで、洪水でも生き残ることのできるイネ品種を開発するために、10年間も研究に取り組んだ経験について話してくれます。他にも、1950年代にハワイのパパイヤ産業を遺伝子工学が危機から救った例などを通じて、増えつつある人口に食料を安定供給するためには、遺伝子組換えが最も効果的な方法かもしれないと話します。
アリス・ゴフマン: 私たちがどのように子供たちを大学 ― または刑務所に送り込んでいるか
16:04
2015/05/01
米国では、大人へと成長する旅路で、2つの組織がティーンエイジャーを導きます。大学と刑務所です。社会学者のアリス・ゴフマンは、6年間を、問題を抱えたフィラデルフィアの地区で過ごし、どのように、アフリカ系アメリカ人や、ラテン系のバックグラウンドを持つティーンエイジャー達が、刑務所へと、転落の道を辿っている様子を直接目にしました。その道は、時には比較的些細な違反から始まることもあるのです。彼女は感動的なトークの中で、「なぜ私たちは、手錠と懲役しか彼らに与えないのか?」と問いかけます。
ポール・チューダー・ジョーンズ: 私たちが資本主義を見直すべき理由
09:55
2015/04/16
ポール・チューダー・ジョーンズII世は、数十年来彼に富をもたらして来た資本主義を愛しています。それでも、このヘッジファンド・マネージャー兼慈善事業家は、利益のみの追求は「私たちの社会基盤を脅かしている」と表現しています。この思慮と情熱のトークで、彼は「公正さ」という概念を基盤とする彼の新たな巻き返し運動の計画を紹介します。
モニカ・ルインスキー: 晒された屈辱の値段
22:30
2015/03/20
「残酷なスポーツを観て楽しむように、公然と侮辱するのは止めるべき」だとモニカ・ルインスキーは訴えます。1998年当時、個人的な信用を世界的な規模でほぼ一瞬のうちに失ったのは、彼女が初めてだったのです。彼女が経験したように、ネットで屈辱的な情報を晒されることは、今では日常的な出来事になりました。彼女は、勇気を出してネットにおける「屈辱の文化」を考察し、それとは別の道が必要だと訴えます。
ヴィンセント・クシュテル: 317日に渡る人質生活を送って
19:51
2015/03/16
チェチェン共和国の国連高等弁務官事務所で働いていた1998年、ヴィンセント・クシュテルは317日間人質として捕らわれました。地下の独房という暗闇に住まうことの恐怖や、ベッドに繋がれた体験から誘拐犯との予期しなかった会話まで、自身の体験を公の場で初めて語ります。叙情的でパワフルな語り口で、現在まで同じ仕事を続けている理由を教えてくれます。2000年以降、人道支援活動家に対する攻撃は3倍にも増加しています。クシュテルがこれが世界に何を警告しているのか考えさせてくれます。
イローナ・サボー・デ・カルバーリョ: 薬物政策と銃による暴力に立ち向かうことから学んだ4つの教訓
13:43
2015/03/06
銀行に勤務していたイローナ・サボー・デ・カルバーリョは、いつしか社会運動を始めることになるとは想像もしていませんでした。しかし、殺人件数が世界最悪である母国ブラジルにおいて、薬物と銃が国を引き裂いていることを静観すべきではないとの思いに至りました。サボー・デ・カルバーリョは、将来が安泰な仕事を辞め、現状に対して恐れることなく立ち向かうことによって得られた4つの大切な教訓を紹介します。
アンディ・エン: あなたの電子メールは非公開ですか?よく考えてください
12:13
2015/03/06
「電子メール(eメール)の送信は、葉書を送るようなものだ」と科学者のアンディ・エンは、この示唆に富むトークで話します。誰でもその電子メールを読めるのです。暗号化というeメール通信のプライバシーを保護する技術がありますが、これまではインストールや使い方が難しかったのです。CERNで同僚と設計した電子メールのプログラムを見せながら、エンは、デフォルトの選択により、簡単に、皆さんが真の電子メールのプライバシーを保護できると主張します。
ベン・ウェリントン: ビックデータを使ったNYCでの最悪な駐車場の見つけ方
11:52
2015/02/26
市の各課は、都市生活を反映している多くのデータや統計にアクセスしています。しかし、データ分析者のベン・ウェリントンはこの面白いトークの中で、時としてそのデータを使ってやるべきことが分かっていないと示唆しています。ウェリントンは、予期せぬ質問とスマート・データ・クランチングを組み合わせると、不思議と役立つ洞察力が生じることを示し、大量のデータを公表することで誰でも使えるようになる秘訣を共有しています。
リカルド・セムラー: (ほぼ)ルールなしで会社を経営する方法
21:46
2015/02/10
もし仕事が、あなたの人生を束縛しないとしたらどうでしょう?ブラジルで企業のCEOを務めるリカルド・セムラーは、過激な方法で、企業の民主主義を実践しています。彼は、取締役会から社員の休日の報告方法(そんなこと必要ないのです)まで、あらゆることを見直しました。それは、社員の英知に報い、ワーク・ライフ・バランスを促進し、さらには、仕事や人生とは本当はどうあるべきか、深い洞察に導いてもくれるのです。おまけの質問をひとつ ― もし学校もこんなふうだったら?
ジーナップ・トゥフェックチー: インターネットで社会運動が容易になっても、目的達成は難しいのはなぜか?
16:16
2015/02/02
今日、情報が広がるスピードはとても速く、「ウォール街を占拠せよ」のように、一通のEメールで世界規模の意識向上運動が始まることもあるのです。しかし、技術・社会学者のジーナップ・トゥフェックチーよると、ソーシャル・メディアによる運動は簡単でも、実際長期的な社会の変化変革を妨げているのです。彼女は、ガジからアラブの春、ウクライナ、香港まで、いかに今日の運動が、ゆっくりと手間暇をかけた運動に比べ成果が上がっていないのかを説明します。