教養と教育

アラン・スミス: 統計を好きになるべき理由
12:49
2017/02/22
あなたは統計データを推測するのは得意ですか?そう思う人は考え直した方がいいでしょう。数学の得意、不得意に関わらず、私たちが数字を理解し操作する能力は極めて限られている、そう話すのはデータ視覚化の専門家アラン・スミスです。彼は、楽しい話を通して、私たちが知っていることと、そう思っているだけなことのギャップを探ります。
デイヴィッド・オートー: 自動化で人間の仕事はなくなるのか?
18:37
2017/01/28
これはあまり耳にすることのないパラドックスですが、1世紀に渡り人間に代わって仕事をする機械が作られてきたにもかかわらず、アメリカで仕事に就く成人人口の割合は過去125年の間増え続けているのです。どうして人間の労働が余計になったり、人間のスキルが廃れたりしないのでしょう?仕事の未来に関するこの講演で、経済学者のデイヴィッド・オートーが、なぜ未だこんなにも多くの仕事があるのかを問い、驚きと希望に満ちた答えを出します。
ヴィクター・リオス: 教育システムから取り残された子供たちを助けよう
11:53
2016/12/12
学生たちに対しては、彼らに欠けているものではなく、彼らが貢献することに目を向けよう ― 厳しい家庭環境にいる子たちには特に。教育者ヴィクター・リオスは街で貧しく育った自分自身の経験から、教育における姿勢を変えるための3つの直接的な戦略を提示し、仲間の教育者たちには「問題児」の生徒たちを、忍耐力と人格とグリット(やり遂げる気骨)を持つ「有望株」の生徒たちとして見るように呼びかけます。
フォーン・チョウ: 青少年向けの簡単なDIY課題の作り方
07:03
2016/12/02
TEDレジデントのフォーン・チョウは、生徒たちが工学技術に触れられるよう、身の回りにある紙や布を使った、費用のかからない、面白い課題を考案しています。この短く、鋭いトークで、チョウ自身が実施しているような、従来の枠にとらわれない斬新なワークショップをもってすれば、生徒たちのテクノロジーに対する先入観を取り払い、テクノロジーの創造に関心を持たせられるとチョウは語ります。
ピコ・アイヤー: 知りえないことの素晴らしさ
10:05
2016/11/01
約30年前、ピコ・アイヤーは日本へ旅をし、日本に魅了され、居を移しました。人間の精神を鋭く観察するアイヤーは、30年目と比べて今の方が、日本の事に限らず、あらゆることを遥かに知らないと感じていると言います。詩的にそして瞑想のごとく知恵を熟考するなかで、アイヤーは、年齢を重ねることで得られた知識への興味深い洞察を語ります。人は知れば知るほど、いかに知らないかが分かるというのです。
ジョン・マクウォーター: 新しい言語を学ぶべき4つの理由
10:01
2016/10/28
英語が急速に世界共通語になりつつあり、即時翻訳の技術が年々向上する中、なぜ、わざわざ外国語を学ぶ必要があるんでしょう?言語学者でコロンビア大学教授のジョン・マクウォーターが、新しい言語を学ぶことの魅惑的な効能を4つ紹介します。
アイザック・リッズキー: あなたはどんな現実を生み出しているのか?
11:46
2016/10/27
現実とは、自分が認識したものではありません。心の中で自分が作り上げるものです。アイザック・リッズキーが、この奥深い教訓を身をもって知ったのは、予期せぬ人生の試練から価値ある洞察を得た経験からでした。彼がこの内省的で個人的なトークを通して私たちに強く勧めること、それは、言い訳や憶測や恐怖を捨て、自ら現実の創造主になるという素晴らしい責任を受け入れることです。
J・D・ヴァンス: アメリカの「忘れられた労働者階級」の葛藤
14:42
2016/10/17
J・D・ヴァンスはオハイオ州南部の通称「ラストベルト」と呼ばれる工業地帯にある小さく貧しい町に育ち、現在のアメリカにはびこる多数の社会問題を目撃してきました。ヘロインの蔓延、破綻した教育制度、離婚や暴力により引き裂かれた家族、等。この国の労働階級が集中するアメリカの街で語り継がれるであろう鋭いトークの中で、ヴァンスはアメリカンドリームを見失うとはどういう感覚なのか説明し、地域のリーダーから政策立案者を含むすべての人が考えなければならない質問を投げかけます。アメリカの忘れられた街に住む子供たちを絶望から解放し、より良い暮らしを送れるようにするために、私たちに何ができるでしょう?
ナディア・ロペス: 学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため
07:10
2016/10/12
私たちにとって子供たちは未来であり、子供自身がそれを信じることはとても重要です。ナディア・ロペスがニューヨーク市で最も行政サービスが行き届かず、暴力がはびこるブルックリンのブラウンズビル地区に学問のオアシスを開いた理由はそこにあります。彼女は子供たち全員の素晴らしい才能と能力を信じているのです。モット・ホール・ブリッジズ・アカデミー初代校長の(そしてブログ『Humans of New York』で有名になった)彼女は、私たちに元気を与えてくれる短い話を通して、「学徒たち」が自分と家族の明るい未来を描くために、どのように手を差し伸べているかを語ります。
サルマン・カーン: 点数ではなく身に付けることを目指す教育
10:49
2016/09/26
未完成の土台の上に家を建てようと思いますか?もちろんそんなことはしないでしょう。それならどうして教育においては、まだ基礎が出来ていないうちに先へと進めてしまうのでしょう?難しい問題ですが、教育者のサルマン・カーンが、自分のペースで習得していくのを助けることで落ちこぼれつつある生徒を好学の士へと変えられるプランを話してくれます。
オリヴィエ・スカラブレ: 次世代産業革命はすぐそこに来ている
12:26
2016/09/13
過去50年間、世界の経済成長は鈍化していますが、この問題の打開策は意外な所からもたらされるかもしれません。それは製造業に対してこれまでになかった視点から新しい形で繰り出されます。産業システム思想家のオリヴィエ・スカラブレは、「第4次産業革命」がマクロ経済の転換を起こし、雇用、生産性そして成長を飛躍的に促進するだろうと説いています。
サラ・パーカック: ペルーの失われた文明を衛星で探す
06:59
2016/09/08
世界には、数知れない失われた古代遺跡があり、土に埋もれて隠されています。衛星考古学者のサラ・パーカックはそれを盗掘者よりも先に発見しようと心に決めています。TED Prize 2016によりパーカックが構築しているのは、GlobalXplorerという市民科学のオンラインツールで、たくさんのボランティア探検家たちが世界中の隠れた遺産を発見し保護できるようにする訓練ツールです。このトークでは、パーカックが第一の調査地のペルーを垣間見せてくれます。マチュピチュ、ナスカの地上絵をはじめとする考古学上の奇跡の地が、発見されるのを待っています。
シーマ・バンスール: 更なる資金なしで崩壊した教育制度を立て直す方法
14:28
2016/07/20
シーマ・バンスールはインド、ハリヤナ州にある1万5千の学校を対象にした、公教育改革への道を築きました。その大胆な目標とは、2020年までに生徒の80%に学年相応の知識を身に付けさせるというものです。彼女は追加のリソースが不要で、どの学校でもうまくいく改革を模索しながら、この目標の達成を目指しています。バンスール達のチームは、SMSのグループチャットを使って教師とコミュニケーションを取るといった、創造的で分かり易いテクニックを使うことで成功を納めてきました。そして既に、ハリヤナ州の学校で一定の学力向上と出席率を達成しています。
サジェイ・サミュエル: 学生ローンは、どのように学生を搾取しているか
11:48
2016/07/02
サジェイ・サミュエル教授は、こう始めます。「遠い昔、アメリカでは大学に行っても、借金を抱えて卒業することなどありませんでした。」現在、高等教育は「商品」になっています。費用が急騰して学生たちは総額1兆ドル超の借金を負い、その一方で大学とローン会社は莫大な利益を上げています。そこでサミュエル教授は、根本的な解決法を提案します。授業料と、選択した学位で将来得られる収入を結びつけるのです。そうすれば、学生たちは自分の将来をよく理解した上で決定し、学習への愛を取り戻し、有意義な方法で世界に貢献することが出来るのです。
ダン・パロッタ: 私たちが夢見てこなかった大胆な夢
11:56
2016/05/27
あなたの夢は何でしょうか?できれば、果たせなかった夢についても聞かせて下さい。技術の発展に対してのみならず、人間性の発展についてわくわくして、関心を持ち、科学的に捉える時代をダン・パロッタは夢見ます。「私たちにとって一番恐ろしいことは、真の可能性を実現する機会が否定されることだ」パロッタはこう続けます。「人間とは恐れとともに生きるものなのだから、互いに実存に伴う深い恐れを理解し、また互いを大胆に愛し合う世界を思い描こうではないか」
マイケル・メトカーフ: 挑戦的な資金調達手法で気候変動を食い止める
12:52
2016/05/23
私たちは気候変動を食い止める為なら何でも出来る…でしょうか?2008年、世界金融危機を受け、世界中の国々の政府は危機回復の為に「万策を尽くす」姿勢で臨み、結果として2500億ドル規模の国際通貨を発行、それが経済システムの劣化を招くに至りました。この痛快なまでに思い切ったトークで、経済専門家マイケル・メトカーフは、同じく非従来的な金融調節手段を用いて地球の緑化へ世界的協調が行えるのだ、と提案しています。
フアン・エンリケス: 生命はプログラムし直せる ― その賢い方法は?
14:49
2016/05/13
過去40億年間、地球上で生き残るものと死に絶えるものとは2つの原則 ― 自然淘汰と突然変異 ― に基づき決定されて来ました。それが人類が現れてからというもの、人類はその全てを変えました。植物を交配し、動物を育種し、環境を変え、そして人類自身さえ人為的に進化させようとしています。フアン・エンリケスは、生命体をプログラムし加速的に進化させる力を持つ人類の未来に向け、5つのガイドラインを提案し、「人類は、これ程の大きな冒険をした事がなく、これ程の力を未だ嘗て手にした事はない」と語ります。
ジョシュア・プレーガー: 100年の人生を1年ずつ綴る ― 偉大な作家の叡智から
06:01
2016/05/12
誰もが一人一人違う人間であるのと同時に、誰もが壮大な時間の流れの中で同じように歳を重ねていくものです。そして人の一生に共通するそのパターンが、私たちの愛する様々な本の中に現れます。ジャーナリストのジョシュ・プレーガーが、グラフィック・デザイナーのミルトン・グレイザーの画像と共に、ノーマン・メイラーやジョイス・キャロル・オーツ、ウィリアム・トレヴァーを始めとする文豪たちの言葉を借り、人生の様々なステージにあちこち触れながら、染み入るように語ります。「私たちの今までも、現在も、これからのことも、本が教えてくれるのです。」
メアリー・ノリス: ニューヨーカー誌が誇るカンマ・クイーンの重箱の隅をつつく栄光
09:49
2016/05/10
有名雑誌『ザ・ニューヨーカー』での校閲の仕事は、メジャーリーグでショートを守るような役割である、と同社でこのポジションを30年以上務めてきたメアリー・ノリスは言います。つまり、どんな些細な動きでも評論家の目を逃れられないのです。校閲の厳しさで、またカンマ・マニアとしても知られてきたノリスですが、いわれのないことだとも主張します。結局は筆者の面目を守るのが目的なのですから。『ザ・ニューヨーカー』の独特な文章スタイルを、最も熟知しているノリスが魅力たっぷりに語ります。
ケーシー・ジェラルド: 疑うという福音
18:19
2016/04/04
固く信じていた事が真実では無かったと知った時、あなたはどうするでしょうか。ケーシー・ジェラルドは受け入れてきた信仰が全てではないと知った時、新たに信じる対象を求め手を伸ばしました ― ビジネス、政治、慈善事業 ― しかし全てが偽りの救済であり、彼を救いはしませんでした。ジェラルドは信仰を今一度疑い問い直してみること、そして不確実性を受け入れてみる事を提唱します。
ダリア・モガヘッド: 私を見て、あなたはどう思いますか?
16:16
2016/03/15
イスラム教学者のダリア・モガヘッドを見てあなたはどう思うでしょうか。女性宗教家?学者、母親、女性の同胞でしょうか?それとも迫害され、洗脳された潜在的なテロリストでしょうか?この個人的で力強いトークの中で、モガヘッドは二極化する時代に於いて、我々にこう呼びかけます。「メディアで映し出されるイスラム教に対する否定的な認識と戦い、偏見よりも思いやりを選び取ろう」と。
ダンビサ・モヨ: 経済成長の行き詰まりを打破するには
14:04
2016/02/29
経済成長は現代において重要な課題です。経済成長が停滞すると政治や社会に不安が広がり、人類の進歩は滞り、やがて社会に暗雲が立ち込めるようになります。エコノミストのダンビサ・モヨは、資本主義単独では現代社会が必要とする経済成長は実現しないと言います。国家主導型と市場主導型の経済モデルのどちらにおいても、資本主義は、社会悪を解決せず汚職を促し所得の格差を生み出しているという指摘です。モヨは現在の経済状況を調査し、より良い経済成長を育むためには、資本主義をスペクトルとしてとらえ、異なった経済モデルを融合するべきだと提案します。
リンダ・リウカス: 子供に楽しくコンピューターを教えるには
11:03
2016/02/23
プログラミングは次世代の万国共通語です。その力を制限するものは、次世代のプログラマたちの想像力だけです。問題解決できる子供を育てる手助けをしているリンダ・リウカスは、コンピューターを機械的で退屈で複雑なものとしてではなく、好きなように作り替えてよい、表現力豊かな生きた機械として見るように子供たちに促しています。この講演で彼女は、未来のエイダ・ラブレスたちがテクノロジーに対して楽観的で勇敢な人間に育ち、テクノロジーを使って素晴らしくて、気まぐれで、ちょっと奇妙な新世界を作る未来を想像するよう誘います。
ヤニス・バルファキス: 資本主義が民主主義を食い尽くす ― 今こそ立ち上がろう
19:51
2016/02/15
今は昔に比べてろくな政治家がいないと思ったことはありませんか?なぜ、政府は真の問題を解決できないのでしょうか。前ギリシャ財務大臣であり経済学者のヤニス・バルファキスは、今や経済を支配する者たちが真の権力を握り、政治が無力な場合もあるからだと言います。超富豪たちや企業が政治の世界を食いものにし、経済危機を起こしている、と彼は確信しています。それでは、ヤニスの理想像 ― 資本と労働が対立し、いがみ合う時代を超えた「自由主義、マルクス主義とケインズ主義が同時に成り立つような世界」についてお聞きください。
セバスチャン・ワーニック: データから人気テレビ番組を作るには
12:25
2016/01/27
たくさんデータを集めると、よりよい意思決定ができるようになるでしょうか?AmazonやGoogle、Netflixといった競争力が高くデータに強い企業は、データ分析だけでは常に最適な結果は出せないことに気づいています。データサイエンティストのセバスチャン・ワーニックが、純粋にデータだけに基づいて決断する場合、どこがうまくいかないのか分析し、賢いデータの使い方を提案します。
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー: ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
12:05
2015/12/18
書き言葉は人類文明の代表的な特徴ですが、一朝一夕で誕生したわけではありません。最古の完全な文字体系ができあがる何千年も前、私たちの祖先は、自分たちが身を寄せていた洞穴の壁一面に幾何学的なシンボルを書き付けました。古人類学者であり岩壁画研究者でもあるジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガーは、ヨーロッパ中の洞穴に残された古代のしるしを研究し、コード化しました。研究結果には一定のパターンが見受けられ、図形を使ったコミュニケーションや、一瞬で消えてしまわないようメッセージを保存したり伝達したりする能力が、私たちが考えるよりずっと古くからあったことを示唆しています。
原田セザール実: 科学好きの子供を作るには
09:48
2015/11/18
香港のハーバースクールで、原田セザール実は、環境問題をになう次の世代の人々に科学や発明を教えています。教室をハッカースペースへと移し、そこで想像力溢れる子供達が、木や金属や化学や生物学や光学、さらには電動工具を駆使し、世界の海が直面する問題への解決法を生み出しています。彼がそこで伝えているのは、彼自身が子供の頃に両親から教わった「散らかしても良いけど、後で自分でちゃんと片付ける」ということです。
マイケル・グリーン: 2030年までにより良い世界を作るには
14:39
2015/11/03
私たちは、今後15年間で飢餓と貧困を無くし、気候変動を止め、ジェンダーの平等を達成できるでしょうか?世界中の政府は、可能だと考えています。2015年9月に国連で開かれた会議で、各国政府は新たに2030年に向けた、一連の世界規模の開発目標を採択しました。社会進歩の専門家マイケル・グリーンは、この目標やよりよい世界へのビジョンがどうすれば実現できるのか、私たちに想像するよう促します。
タイエ・セラシ: 出身国の代わりに出身地域を尋ねよう
16:04
2015/10/20
「どこの国の方ですか」と聞かれて答えに窮したことはありませんか?作家のタイエ・セラシが、複数の地域の出身者として、生まれ育った町や今住んでいる都市、そのほかの幾つかの場所を故郷と感じる者として語ります。そして、「一個人が特定の国から来ることができるのか?」「人間が国家という概念から来ることができるのか?」と問いかけます。
フランシス・ラーソン: 斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
15:57
2015/10/13
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。