ニュースと政治 (4)

セヴリーヌ・オトセール: 集団暴力を解決するためには、地域に目を向けよう
16:05
2015/01/27
セヴリーヌ・オトセールは、コンゴ民主共和国を研究しています。コンゴは第二次世界大戦以降もっとも大きな犠牲を出している対立のさなかにあります。「継続中の世界最大の人道的危機」と呼ばれているのです。この対立は絶望的に、解決不能なほどに大規模なものです。しかし彼女が何十年も耳を傾けて取り組んできた上での見解は、次のようなものです。「対立の基礎は、しばしばローカルなものである。指導者や援助団体は、国家レベルでの規模の解決策に注力するのではなく、局地で起こりつつある危機の解決に力を注いだ方がいいのではないだろうか」
ロバート・マガー: 急成長する都市を成功に導く方法
14:52
2015/01/15
世界全体では暴力は減少傾向にありますが、アレッポ、バマコ、カラカスのようなグローバル・サウスの人口の多い都市では、実際には暴力が増えており、麻薬売買が横行し、多くの人が失業し、市民の不安が広がっています。安全について研究しているロバート・マガーは、急成長を遂げたため、インフラが脆弱で政府もうまく機能していない「基盤の弱い都市」について、私たちの目を向けさせます。マガーは私たちが直面している4大リスクを示し、方向転換させる方法を提案します。
ブルーノ・トートゥラ: スマートフォンがあったらライブ中継を始めよう
13:39
2014/12/18
2011年のこと、ジャーナリストであるブルーノ・トートゥラは、酷い事態に発展したサン・パウロの抗議運動を報道していました。催涙ガスを浴びたこの時の経験は、自分の仕事への考え方に深い影響を与えることになります。彼はそれまでの仕事をやめ、生で未編集の体験をネット中継することにエネルギーを注ぎました。この魅力的なトークで、彼はウェブでのライブ中継をどう実験してきたか、そしてその過程でいかに現代的なメディア・ネットワークを作り上げることになったか話しています。
ヴェルナ・マイヤーズ: 人種の偏見を乗り越えるには?彼らに堂々と歩み寄って行くのです
17:53
2014/12/15
私たちの持つ偏見は、危険なものになる可能性もあります ― ミズーリ州ファーガソンでのマイケル・ブラウンや、ニューヨーク州スタテンアイランドのエリック・ガーナーの事件に見たように、時に死を招くことにさえも。人種多様性提唱者のヴェルナ・マイヤーズは、私たちが「余所者」に抱く無意識下の態度に注意深く目を向け、こう懇願します ― 「あなたの持つ偏見を知って下さい。そして逃げ腰になるのではなく、偏見の対象のグループや人種に歩み寄って行って下さい。」この重要なトークで、彼女は、コミカルに熱く、どうすれば良いのかを紹介します。
デーヴ・トロイ: ソーシャルマップが街に住む人々の往来と、さらに分離を描き出す
05:32
2014/12/12
どの街にもそれぞれ特色や個性のある区域、派閥やクラブ、そして同じ街に住む人々を括ったり分け隔てたりする隠れた線引きなどがあるものです。人々がオンラインで共有する情報から、街について何が読み解けるでしょうか?彼自身の住むボルティモアから始めて、デーヴ・トロイは市の住民のツイートを視覚化してきました。そこから見えてくるのは、どんな人々が住んでいるのか、彼らは誰と話すのか、或いは話さないのかについてです。
キャサリン・クランプ: あなたは危険なまでに警察に追尾されている
05:58
2014/12/11
「自動ナンバープレート読取装置」という、一見何の変哲もないハイテク探知機を使って、警察は皆さんがいつ、誰とどこに行ったのかを知ることができます。このカメラはお尋ね者を探し出すために、アメリカ中の小さな町に至るまで、目立たず配置されています。弁護士でありTEDフェローでもあるキャサリン・クランプは、このようなデータを大量に集めることが、世界中の人達にとてつもない危害を与えかねないことを説明します。
ホゼ・ミゲル・ソコロフ: クリスマスのイルミネーションが、ゲリラを武装解除させるまで
14:26
2014/12/08
コロンビアは非常に美しく、前途有望な国です。その一方で、コロンビア革命軍のゲリラ活動のせいで50年に渡って暴力が蔓延しています。ホゼ・ミゲル・ソコロフは、「生まれてこのかた、この国で平和など経験したことがない」と言います。そこで広告会社の役員である彼と彼のチームは、ジャングルに巧妙に配置したクリスマスツリーや、一人ひとりに向けたメッセージを使って、ゲリラ兵たちの心を動かすチャンスを作り出しました。数千人のゲリラが、戦争から足を洗うことにつながった発想豊かなメッセージと、その驚くべき戦略の背後にある考え方を見ていきましょう。
ライナー・ストラック: 2030年 驚きの労働人口クライシス ― そして今からどう対策を始めるか
12:51
2014/12/03
直感的に分かり難いかも知れませんが、2030年までに世界の大経済圏の多くでは労働人口が需要を下回ることになります。人材専門家であるライナー・ストラックは、このデータ豊富で ― 極めてチャーミングな ― トークで、国は、移住を厭わずやる気のある求職者たちに、国境を超えて目を向けるべきだと言います。そして、その為にまず企業や組織において、職場の文化を改善していくことから始める必要があるのです。
オレン・ヤコボヴィッチ: 隠しカメラが捉える世界で最も危険な場所における不正
14:35
2014/12/01
百聞は一見にしかずとオレン・ヤコボヴィッチは言います。暴力や政治腐敗や虐待の危険な現場を隠しカメラで撮影する人々を彼が手助けしているのはそのためです。彼が設立した組織Videreは、世界が目にすべき人権侵害の状況を暴露し、検証し、公開しています。
イーサン・ネーデルマン: 麻薬戦争に終止符を打つべき理由
17:30
2014/11/12
麻薬戦争にはメリットもありますが、デメリットの方が大きいとは考えられないでしょうか?麻薬政策の改革論者イーサン・ネーデルマンは、大胆にも、麻薬取引を根絶するためには、時代遅れで無慈悲で破滅的な麻薬戦争を終えるべきだと力強く話します。ネーデルマンは、二つの大きな理由をあげて、薬物との戦争よりも、むしろ理にかなった法規制に取り組むべきであると訴えかけます。
アレサンドラ・オロフィーノ: 自分達の街の問題は自分達で直しましょう
15:19
2014/11/03
みんな政治離れがすすんでいると感じています。それが自分の街であってもです。しかし都市活動家のアレサンドラ・オロフィーノは、テクノロジーと昔ながらの人間のつながりを使えばそれを変えられると考えています。地元のリオデジャネイロの例を示し、「欲しいのは学校かそれとも駐車場か?リサイクル・プロジェクトかそれとも建設用地か?自家用車かそれともバスか?孤独かそれとも連帯か?それを決めるのは自分達である」と語ります。
ジェレミー・ハイマンズ: 新しいパワーとはどんなものか?
15:12
2014/10/31
私たちは、大衆の力を活用するクラウドソーシング型ビジネスモデルを日々目にしています ― UBER、Kickstarter、AirBnB(エアビーアンドビー)など。インターネットを介して社会問題に挑戦する活動家、ジェレミー・ハイマンズが、この新しいパワーの形が、いつ政治の分野に影響し始めるのか?を問います。あなたが思っているより早いかもしれません。政治や権力の将来についての大胆なこの議論 ― あなたは、どう思いますか?
キンバリー・モトリー: いかに法の支配を守るか
15:30
2014/10/27
人間は皆、その国の法律によって守られるべきです ― たとえ、その法律が忘れられ無視されていようとも。アフガニスタンなどで活動するアメリカ人訴訟弁護士キンバリー・モトリーは、国際的な弁護士活動の中から3つの事例を紹介し、その国の法律でどれだけ正義と公正さ ― 法律をその立法目的である「保護」のために使うこと ― をもたらせるか語ります。
メリッサ・フレミング: ただ生き残るだけでなく 難民が豊かに生きる手助けを
16:12
2014/10/16
今日世界では、5千万人の人々が強制的に故郷から避難を余儀なくされています。これは第二次世界大戦以降見られなかった規模です。今現在、3百万人以上のシリア難民が、近隣諸国に避難所を探し求めています。レバノンでは、難民の半分が子どもで、そのうち学校に通っているのはわずか20%です。国連難民高等弁務官事務所のメリッサ・フレミングが、難民キャンプは自分たちの故郷を再建するために必要なスキルを身につけることができる癒やしの場所であるべきだと呼びかけます。
ミリアム・シディベ: 手洗いの持つシンプルな力
11:45
2014/10/14
ミリアム・シディベは、子どもの疾患と闘う戦士です。彼女の武器は何でしょうか?それは石けんです。費用対効果の高い感染予防として、肺炎や下痢、コレラや、より深刻な病気も石けんによる手洗いには勝てません。シディベは公衆衛生の専門家で、官民が連携して、手洗いと地域に根ざした継続可能な企業精神を促すよう唱えています。
グレン・グリーンウォルド: なぜプライバシーは重要なのか
20:41
2014/10/10
グレン・グリーンウォルドは、エドワード・スノーデンの機密ファイルを、最初に目にし記事にした記者の1人でした。そのファイルから明らかになったのは、アメリカ政府が一般市民を大規模に監視している事実です。グリーンウォルドは強い口調で、たとえ「隠さなければならないことなどない」場合でも、プライバシーは気にかける必要がある理由を説いています。
ピア・マンチーニ: インターネット時代に合った民主主義へ
13:28
2014/10/08
ピア・マンチーニとその仲間は、アルゼンチンの国内外で、民主主義を改善しようとしています。オープンソースのモバイル・プラットフォームを用いて、立法制度への市民参加を奨励し、市民の声に耳を傾ける候補者を擁立したいと考えています。
ニコラス・スターン卿: 気候の危機 ― 私達ができるかもしれないこと
16:37
2014/09/22
世界に忍び寄る気候変動問題は、ある1つの国で解決するにはあまりに大きすぎる問題です。どこから手をつけましょうか。経済学者のニコラス・スターンは、世界の国々が気候変動に共同で働きかける方法を立案し、国連気候変動サミット2014で発表しました。災害を避けるための対価と、協働の壮大なビジョンです。卿は問いかけます。「人類全体のよりよい暮らしの実現のために、危機をチャンスにできないか?」と。
ダン・バラシュ: ニューヨークシティの喧騒の下にある公園
06:21
2014/09/10
ダン・バラシュとジェームス・ラムゼイにはニューヨークシティの下に、緑溢れる公園を造るというクレイジーな計画があります。二人は1948年以降放置された市街電車のターミナル駅を利用し、「ローライン」というフットボール競技場の大きさの地下公園を建設しています。地上の太陽光を捉え地下へ導き込む技術を駆使して作られるこの公園なら冬も市民は凍えることが無いでしょう。
ザック・エブラヒム: テロリストの息子に生まれて ― 平和への道を選んだ軌跡
09:13
2014/09/09
教義をすりこまれ、憎むことを教えられて育てられたら、もうそれとは異なる道を選ぶことはできないのでしょうか?ザック・エブラヒムの父親が1993年の世界貿易センタービル爆破事件に手を染めた時、エブラヒムはまだ7歳でした。エブラヒムが語る衝撃的でパワフルな話は、最後に感動をもたらします。
サリー・コーン: クリックするものを選ぼう
04:40
2014/08/28
多くのオンラインニュースのサイトはニュースを伝えるという使命を超えて、公然と人を怒りに駆り立て(そしてページの閲覧を促し)ているように思えませんか?ニュース解説者のサリー・コーンは、こう提案しています。「あなたが怒りを覚えるように仕向けているだけのニュースとは関わりを持たないように。そうではなく、心から信頼できるニュースサイトにこそ、あなたの貴重なクリックを使いましょう」と。
アジザ・シャウニ: フェズ川復興とメディナの再生について
05:43
2014/08/19
モロッコの世界遺産であり、中世の趣を残すフェズのメディナ(旧市街)を、フェズ川は迷路のように流れています。かつて、街の“魂”であったこの川も、1950年から現在まで少しずつ埋め立てられ、下水、公害で損なわれています。TEDフェローのアジザ・シャウニが、フェズ川の過去の栄光を取り戻すため、20年にわたる彼女のフェズ川と町の再生の過程をプレゼンします。
ティム・バーナーズ=リー: ウェブのための大憲章
06:47
2014/08/18
ティム・バーナーズ=リーは25年前にWWWを開発しました。ですから、彼の警告には耳を傾ける価値があります。闘いが近づいています。侵されるネットの中立性、フィルターバブル、企業による集中的なコントロール、これらすべてがウェブの広く開かれた空間を脅かしています。開かれたウェブでの自由なアクセスという権利を勝ち取れるかどうかはユーザー次第です。そして問題は、私たちが理想とするウェブがどんなものかということなのです。
エリック・リウ: 一般市民こそ権力を理解するべきホントの理由
17:19
2014/08/14
あまりにも多くのアメリカ人が、権力について無知である ― 権力とは何なのか、どう働くのか、そして、なぜ一部の人が権力を握るのか。その結果、権力を理解するごく一部の人間が、それ以外の市民全体に対して、不当な支配力を握っているのが現状だ。アメリカ独立革命や、公民権運動の時のように、今一度、市民の参政意欲を高めるべきだ、と専門家エリック・リウが訴える。
ダン・パチョルキ: 受刑者の有意義な人生のために、刑務所ができること
10:36
2014/08/13
アメリカでは、刑務所を統括する部門のことを「矯正省」としばしば呼びます。それなのに、彼らの焦点は受刑者を収容し統制することにあります。ワシントン州矯正省の副長官であるダン・パチョルキは、それとは違った見方をお話しします。それは、人間らしい生活環境と、有意義な仕事や学習の機会を提供する刑務所です。
ニック・ハノーアー: 超富豪の仲間たち、ご注意を ― 民衆に襲われる日がやってくる
20:26
2014/08/12
ニック・ハノーアーは金持ちであり、頑固な資本家でもあります。そして彼には超富豪の仲間たちに言いたいことがあります。「目を覚ませ!」格差の拡大により、私たちの社会は革命前のフランスを髣髴とさせる状態に追いやられてしまいそうです。なぜ最低賃金の大幅な引き上げが中産階級の成長や経済的繁栄をもたらし、革命を阻止することができるのか。彼の主張を聞いてみましょう。
カリマ・ベノウネ: 報道されないテロリズムの側面
20:05
2014/07/10
カリマ・ベノウネが、自分の属するコミュニティの中で原理主義と闘う人々に関する、4つの印象深い話を聞かせてくれます。自らの信仰が、犯罪や攻撃、殺人の道具となることを拒む人々の物語です。これらの個人的な物語は、世界で最も見逃されている人権をめぐる闘いの1つである原理主義との闘いを、人間らしく描き出します。
サイモン・アンホルト: どの国が世界にとって最も「善良な」国なのか?
17:54
2014/07/02
それはグローバリゼーションの副作用でした ― 例えば銀行の過融資は、かつては限られた地域での問題でしたが、今は世界規模で波及するものです。しかし未だに、あたかも地球上の唯一の国であるかのように、各国は独自で国家を運営します。ポリシーアドバイザーのサイモン・アンホルトは各政府の考えを外部へ表出させるようなユニークな基準、「善良国家指数」を創り出しました。ワクワクする本トークで、彼は「どの国が世界にとって最も「善良な」国なのか?」という問いに答えます。その答えは、(特にアメリカや中国に住んでいる人にとっては)驚くべきものでしょう。
クリス・ドーマス: サイバー戦争の背後にある 0 と 1
16:45
2014/06/30
クリス・ドーマスはサイバーセキュリティの研究者であり、「サイバー」という新たな戦線で活躍しています。本トークで彼は、目的や内容が未知のバイナリコードのまとまりを把握するために、研究者はどのようにパターン認識やリバースエンジニアリング(そして若干の徹夜)を活用できるかを紹介します。
ローリー・フェイス・クレイナー: あなたのpa$$w0rdのどこがいけないの?
17:41
2014/06/24
ローリー・フェイス・クレイナーは、ユーザー(そしてセキュリティーで保護されたウェブサイト)がよく犯してしまう、セキュリティを低下させる意外な誤ちを解明するため、数千もの実際のパスワードを調査しました。彼女はどのようにして実ユーザーのセキュリティを危険にさらすことなく、実際のパスワードを調査することができたのでしょうか?それ自体面白い話です。もしあなたのパスワードが123456であるなら、これは特に知る価値のある秘密の情報でしょう・・・。