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TED日本語 - ゲアリー・ウォルフ: 定量化された自己
TED Talks
定量化された自己
The quantified self
ゲアリー・ウォルフ
Gary Wolf
内容
ゲアリー・ウォルフは、TED@カンヌの5分間を使い興味深い新たな娯楽を紹介しました。これは、携帯アプリケーションや常時稼働する端末を用い、体調や気分、食生活、消費といった日常生活において計測できるありとあらゆるものを詳細にトラッキングし、分析するというものです。
字幕
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I got up this morning at 6 : 10 a.m. after going to sleep at 12: 45 a.m. I was awakened once during the night. My heart rate was 61 beats per minute -- my blood pressure,127 over 74. I had zero minutes of exercise yesterday, so my maximum heart rate during exercise wasn't calculated. I had about 600 milligrams of caffeine,zero of alcohol. And my score on the Narcissism Personality Index, or the NPI-16, is a reassuring 0.31.
We know that numbers are useful for us when we advertise, manage, govern, search. I'm going to talk about how they're useful when we reflect, learn, remember and want to improve. A few years ago, Kevin Kelly, my partner, and I noticed that people were subjecting themselves to regimes of quantitative measurement and self-tracking that went far beyond the ordinary, familiar habits such as stepping on a scale every day. People were tracking their food via Twitter, their kids' diapers on their iPhone. They were making detailed journals of their spending, their mood, their symptoms, their treatments.
Now, we know some of the technological facts that are driving this change in our lifestyle -- the uptake and diffusion of mobile devices, the exponential improvement in data storage and data processing, and the remarkable improvement in human biometric sensors. This little black dot there is a 3D accelerometer. It tracks your movement through space. It is, as you can see, very small and also very cheap. They're now down to well under a dollar a piece, and they're going into all kinds of devices. But what's interesting is the incredible detailed information that you can get from just one sensor like this. This kind of sensor is in the hit biometric device -- among early adopters at the moment -- the Fitbit. This tracks your activity and also your sleep. It has just that sensor in it.
You're probably familiar with the Nike+ system. I just put it up because that little blue dot is the sensor. It's really just a pressure sensor like the kind that's in a doorbell. And Nike knows how to get your pace and distance from just that sensor. This is the strap that people use to transmit heart-rate data to their Nike+ system.
This is a beautiful, new device that gives you detailed sleep tracking data, not just whether you're asleep or awake, but also your phase of sleep -- deep sleep, light sleep, REM sleep. The sensor is just a little strip of metal in that headband there. The rest of it is the bedside console; just for reference, this is a sleep tracking system from just a few years ago -- I mean, really until now. And this is the sleep tracking system of today.
This just was presented at a health care conference in D.C. Most of what you see there is an asthma inhaler, but the top is a very small GPS transceiver, which gives you the date and location of an asthma incident, giving you a new awareness of your vulnerability in relation to time and environmental factors.
Now, we know that new tools are changing our sense of self in the world -- these tiny sensors that gather data in nature, the ubiquitous computing that allows that data to be understood and used, and of course the social networks that allow people to collaborate and contribute. But we think of these tools as pointing outward, as windows and I'd just like to invite you to think of them as also turning inward and becoming mirrors. So that when we think about using them to get some systematic improvement, we also think about how they can be useful for self-improvement, for self-discovery, self-awareness, self-knowledge.
Here's a biometric device: a pair of Apple Earbuds. Last year, Apple filed some patents to get blood oxygenation, heart rate and body temperature via the Earbuds. What is this for? What should it be for? Some people will say it's for biometric security. Some people will say it's for public health research. Some people will say it's for avant-garde marketing research. I'd like to tell you that it's also for self-knowledge. And the self isn't the only thing; it's not even most things. The self is just our operation center, our consciousness, our moral compass. So, if we want to act more effectively in the world, we have to get to know ourselves better.
Thank you.
私は今朝 6時10分に起きました 前日寝たのは12時45分頃です 夜中に一度目を覚ましました 私の心拍数は1分当たり61です 血圧は 最高127 最低74です 昨日は運動を全くしていないので 運動中の最高心拍数は測れませんでした カフェインを約600ミリグラム摂取し アルコールはゼロです ナルシズム的人格指数 もしくは NPI-16は 0.31と安心させられる値でした
宣伝や運営 管理 調査を行うときに 私たちは数字が役立つことを理解しています 数字を元に自分と向き合い 学び 覚え 改善したい時にどのように役立つのかお話致します 数年前 パートナーであるケビン・ケリーと私は 人々が毎日体重計に乗るといった 従来の記録習慣の枠を超えた 定量的測定や自己追跡を 試し始めていることに気づきました 人々は自分たちの食べ物をTwitter上に投稿し 子供のおむつをiPhone上で管理していたのです 人々は日々の出費や その日ごとの気分 症状や 治療法について詳細な日記をつけ始めたのです
私たちの日常にこのような変化をもたらしているのは いくつかの技術的要因があります モバイル端末への理解とその普及 データストレージや データ処理の飛躍的な改良 そして生体センサーの驚くべき改良が挙げられます この小さな黒い点が 3次元加速度計です 空間を通して動きを追跡します ご覧の通りとても小さい上に 安価です 今は 1個あたり1ドル以下にまでなり 様々な端末に組み込まれ始めています 興味深いのは このセンサー1つだけで 驚く程詳細な情報が 得られる点にあります このようなセンサーが 現在 アーリーアダプターたちに大ウケの 生体端末 Fitbitに組み込まれています 睡眠時も含めて人の行動が記録されますが その正体はこのセンサーです
Nike+システムをご存知かと思います この青い点がセンサーです 玄関ベルの中にあるような ただの圧力センサーです Nikeはそのセンサーを元に 人の走るペースや距離を測っているのです これは人々が 心拍数のデータをNike+システムへ転送する際に 使っているストラップです
これは 良く出来た新しいデバイスで 詳細な睡眠時のデータを取得します 寝ているか起きているかだけでなく 睡眠時の周期も取得します 深い眠りや浅い眠り REM睡眠などです あのヘッドバンドに内蔵された小さな金属片がセンサーです その下がベッド脇に置くコンソールです 参考までに これは数年前の睡眠計測システムです 本当に 今までではこうでした そしてこれが現在の睡眠計測システムです
これはつい最近ワシントンD.C.の 医療カンファレンスで発表されたものです 見た感じほとんど ぜんそく用の吸入器ですが 上部は 極小のGPS送受信機になっていて ぜんそくの発作が発生した時の 日時と場所を知らせ 自分自身の脆弱性と 時間や環境要素との関係について 新たな認識を与えてくれます
今 新しいツールが世界中で 私たちの自己認識を変化させています 実際のデータを取得する小型センサーや そのデータを理解・利用するための ユビキタス コンピューティング そして人々との連携や投稿を可能とする ソーシャルネットワークなどです これらのツールは窓のように外向きのものだと 考えられがちです しかし 皆さんにこういったツールはまた 内側を映す鏡にもなり得ることを 知って頂きたいのです そういったものを利用して 系統的な改善をしたいと考えた時は これらがどのように自己改善や 自己発見 自己形成 自己認識に利用できるかも考えます
ここに生体測定端末があります Appleのイヤホンです 去年 Appleは イヤホン経由で 血中酸素濃度 心拍数や体温を取得する特許を出願しました 何のためのものでしょう? 何であるべきものでしょう? 生体認証用のセキュリティーのためでしょうか? 公衆衛生の研究のためでしょうか? 実験的な市場調査のためでしょうか? 皆さんにお伝えしたいのはこれが 自己認識のためでもあるということです しかも自己だけに限りません 自己は 私たちの管制センターであり 意識であり 倫理基準です 従って 私たちがもっと現実社会で もっと効果的に行動したい場合 自身の事をよりよく知る必要があるのです
ありがとうございました
品詞分類
- 主語
- 動詞
- 助動詞
- 準動詞
- 関係詞等
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