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TED日本語 - ジェフ・キルシュナー: アプリで楽しくゴミ拾い
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アプリで楽しくゴミ拾い
This app makes it fun to pick up litter
ジェフ・キルシュナー
Jeff Kirschner
内容
地球はあまりにも広すぎて、きれいに保つのは難しいものです。TEDレジデントのジェフ・キルシュナーは世の中のゴミを特定・収集・場所特定できるアプリLitteratiを開発し、クラウドソーシング型の地球清掃コミュニティを生み出しました。そして100か国以上からゴミのデータが集まった今、データの活用をとおして企業や組織と協力し、道にゴミが捨てられることを未然に防げる未来を目指しています。
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This story starts with these two -- my kids. We were hiking in the Oakland woods when my daughter noticed a plastic tub of cat litter in a creek. She looked at me and said, "Daddy? That doesn't go there."
When she said that, it reminded me of summer camp. On the morning of visiting day, right before they'd let our anxious parents come barreling through the gates, our camp director would say, "Quick! Everyone pick up five pieces of litter." You get a couple hundred kids each picking up five pieces, and pretty soon, you've got a much cleaner camp. So I thought, why not apply that crowdsourced cleanup model to the entire planet? And that was the inspiration for Litterati.
The vision is to create a litter-free world. Let me show you how it started. I took a picture of a cigarette using Instagram. Then I took another photo ... and another photo ... and another photo. And I noticed two things: one, litter became artistic and approachable; and two, at the end of a few days, I had 50 photos on my phone and I had picked up each piece, and I realized that I was keeping a record of the positive impact I was having on the planet. That's 50 less things that you might see, or you might step on, or some bird might eat.
So I started telling people what I was doing, and they started participating. One day, this photo showed up from China. And that's when I realized that Litterati was more than just pretty pictures; we were becoming a community that was collecting data. Each photo tells a story. It tells us who picked up what, a geotag tells us where and a time stamp tells us when. So I built a Google map, and started plotting the points where pieces were being picked up. And through that process, the community grew and the data grew. My two kids go to school right in that bullseye.
Litter: it's blending into the background of our lives. But what if we brought it to the forefront? What if we understood exactly what was on our streets, our sidewalks and our school yards? How might we use that data to make a difference?
Well, let me show you. The first is with cities. San Francisco wanted to understand what percentage of litter was cigarettes. Why? To create a tax. So they put a couple of people in the streets with pencils and clipboards, who walked around collecting information which led to a 20-cent tax on all cigarette sales. And then they got sued by big tobacco, who claimed that collecting information with pencils and clipboards is neither precise nor provable. The city called me and asked if our technology could help. I'm not sure they realized that our technology was my Instagram account --
(Laughter)
But I said, "Yes, we can."
(Laughter)
"And we can tell you if that's a Parliament or a Pall Mall. Plus, every photograph is geotagged and time-stamped, providing you with proof." Four days and 5,000 pieces later, our data was used in court to not only defend but double the tax, generating an annual recurring revenue of four million dollars for San Francisco to clean itself up.
Now, during that process I learned two things: one, Instagram is not the right tool --
(Laughter)
so we built an app.
And two, if you think about it, every city in the world has a unique litter fingerprint, and that fingerprint provides both the source of the problem and the path to the solution. If you could generate a revenue stream just by understanding the percentage of cigarettes, well, what about coffee cups or soda cans or plastic bottles? If you could fingerprint San Francisco, well, how about Oakland or Amsterdam or somewhere much closer to home? And what about brands? How might they use this data to align their environmental and economic interests?
There's a block in downtown Oakland that's covered in blight. The Litterati community got together and picked up 1,500 pieces. And here's what we learned: most of that litter came from a very well-known taco brand. Most of that brand's litter were their own hot sauce packets, and most of those hot sauce packets hadn't even been opened. The problem and the path to the solution -- well, maybe that brand only gives out hot sauce upon request or installs bulk dispensers or comes up with more sustainable packaging. How does a brand take an environmental hazard, turn it into an economic engine and become an industry hero?
If you really want to create change, there's no better place to start than with our kids. A group of fifth graders picked up 1,247 pieces of litter just on their school yard. And they learned that the most common type of litter were the plastic straw wrappers from their own cafeteria. So these kids went to their principal and asked, "Why are we still buying straws?" And they stopped. And they learned that individually they could each make a difference, but together they created an impact.
It doesn't matter if you're a student or a scientist, whether you live in Honolulu or Hanoi, this is a community for everyone. It started because of two little kids in the Northern California woods, and today it's spread across the world. And you know how we're getting there? One piece at a time.
Thank you.
(Applause)
すべてはこの2人から始まりました 私の子供たちです オークランドの森へハイキングに 出かけたときに 娘が川に落ちている猫用の プラスチック製トイレを見つけ 私を見て言いました 「ねぇパパ? コレ ここにあるのは変だよね?」
私はふと サマーキャンプでの光景が 頭に浮かびました 参観日の朝 心配性の親たちが門から なだれ込んでくる直前に リーダーが子供たちに 「ひとり5個ゴミを拾うんだ! 急げ!」 と号令するのです 200人の子供が5個ずつゴミを集めたら あっという間にきれいになります そこで私は考えたんです このクラウドソーシング型の清掃法を 世界規模で実施できないか?と そのひらめきから 生まれたのがLitteratiです
ビジョンはゴミのない世界の実現です どうやって始まったかというと まず インスタグラムで たばこの写真を撮りました それから別の写真を また別の さらに別の写真を撮り 2つのことに気が付きました ひとつ目 ゴミは芸術作品となり 嫌悪感が薄れたこと そして2つ目 写真がたった数日で50枚に達したことです 撮影したゴミはすべて拾いましたから 自分が地球のためにしたことの 記録にもなっていることに気が付きました 世の中から みなさんが目にしたり 踏んだり 鳥が誤食し得るゴミが 50個減ったのです
そこでこの活動の発信を始め 参加者が増えていきました ある日 この写真が中国から届きました そのときに気付いたのです Litteratiは ただ素敵な写真を 寄せ集めたものではなく データ収集の集団に 変貌してきていることに 1枚1枚の写真の裏には物語があります だれが何を拾ったのか分かりますし ジオタグが場所を タイムスタンプが時を教えてくれます そこで私はグーグルマップを用い ゴミが拾われた場所のプロットを始めました そうしている間に参加者は増えつづけ データ数も膨らみました 私の子供たちの学校はこのド真ん中にあります
ゴミは 私たちの生活の風景に溶け込んできています でももし前面に引き出したとしたら? もし道に落ちているゴミや 歩道のゴミ 校庭のゴミの正体を 正確に把握できたら? そのようなデータは どう役立てられるでしょう?
それをお見せしましょう まずは都市の話です サンフランシスコはゴミに占める たばこの割合を調査しようとしていました なぜかというと 課税するためです そこで調査員が派遣され クリップボードと鉛筆を持ち 足で情報が収集されました その結果 たばこの売上全体に対して 20%の税が課せられました ところが訴訟を起こされてしまったのです たばこ業界は強力ですからね クリップボードと鉛筆で集めたデータなんて 正確性も実証性も欠くという主張でした そこで私たちの技術の力を借りたいと 市から電話がありました その技術が単に私のインスタグラムの アカウントだという 認識が先方にあったかは不明ですが
(笑)
でも「いいですよ」と答えました
(笑)
「たばこがパーラメントなのか ポール・モールなのかも分かりますし すべての写真にはジオタグと タイムスタンプが付きますから 証拠にもなりますよ」と 4日後 5,000個のゴミが拾われた後に 私たちのデータは反対弁論にだけでなく 税率を倍増するために使用されました 結果 サンフランシスコ市が 清掃事業に費やせる経常歳入が 新たに400万ドル生み出されたのです
この出来事から2つのことを学びました まず インスタグラムは不向きだということ
(笑)
ですからアプリを作成しました
そして もう1つは 世界各地の街には それぞれ独自の特徴があり その特徴が問題の原因と 解決策に導いてくれるということです ゴミに占めるたばこの割合を調べるだけで 収入源が生み出されるなら コーヒーの紙コップや 空き缶や ペットボトルでも可能なのでは? サンフランシスコの特徴を把握できるなら オークランドだって アムステルダムだって 自分の家のすぐ近くだって可能なはずです 企業はどうでしょう? 環境的および経済的利益のために このデータをどう利用できるでしょうか?
オークランドの中心街に ゴミであふれている一角があります そこにLitteratiのユーザーが集い. 1,500個のゴミを拾いました そこから明らかになったのは ゴミはある有名な タコス店の物ばかりだったこと その大半は店の辛口ソースの小袋で しかもほとんどが未開封のままでした 問題と解決策ですが 例えばソースは欲しい人だけに渡すとか 店内に大容器で設置するとか よりエコな包装に変えるとか 企業は環境への悪影響を どのようにして経済的原動力に変え 業界のヒーローになるかを 考えなければなりません
でも真に変化を望むのであれば 子供たちから始めることが一番効果的です ある学校では5年生の子供たちが校庭で 1,247個のゴミを拾い 一番多いゴミは 学食にあるストローの袋 であることを突きとめました そこで子供たちは校長を訪ね 「どうしてストローが必要なの?」と問い その結果 ストローは廃止されました 子供たちは 一人一人の行いには意味があること 協力すればもっと大きな力に なることも学びました
このコミュニティは 学生であろうと科学者であろうと ホノルルに住んでいようと ハノイに住んでいようと 関係なく だれもが参加できるものです 北カルフォルニアの森に連れて行った 2人の幼い子供たちがきっかけの活動が 今や世界中に広まっています その道のりはどう歩んできたかって? 1つずつ 1つずつです
ありがとうございました
(拍手)
品詞分類
- 主語
- 動詞
- 助動詞
- 準動詞
- 関係詞等
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