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TED日本語 - サリー・コーン: クリックするものを選ぼう
TED Talks
クリックするものを選ぼう
Don't like clickbait? Don't click
サリー・コーン
Sally Kohn
内容
多くのオンラインニュースのサイトはニュースを伝えるという使命を超えて、公然と人を怒りに駆り立て(そしてページの閲覧を促し)ているように思えませんか?ニュース解説者のサリー・コーンは、こう提案しています。「あなたが怒りを覚えるように仕向けているだけのニュースとは関わりを持たないように。そうではなく、心から信頼できるニュースサイトにこそ、あなたの貴重なクリックを使いましょう」と。
字幕
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So recently, some white guys and some black women swapped Twitter avatars, or pictures online. They didn't change their content, they kept tweeting the same as usual, but suddenly, the white guys noticed they were getting called the n-word all the time and they were getting the worst kind of online abuse, whereas the black women all of a sudden noticed things got a lot more pleasant for them.
Now, if you're my five-year-old, your Internet consists mostly of puppies and fairies and occasionally fairies riding puppies. That's a thing. Google it. But the rest of us know that the Internet can be a really ugly place. I'm not talking about the kind of colorful debates that I think are healthy for our democracy. I'm talking about nasty personal attacks. Maybe it's happened to you, but it's at least twice as likely to happen, and be worse, if you're a woman, a person of color, or gay, or more than one at the same time. In fact, just as I was writing this talk, I found a Twitter account called @ SallyKohnSucks. The bio says that I'm a "man-hater and a bull dyke and the only thing I've ever accomplished with my career is spreading my perverse sexuality." Which, incidentally, is only a third correct. I mean, lies! (Laughter)
But seriously, we all say we hate this crap. The question is whether you're willing to make a personal sacrifice to change it. I don't mean giving up the Internet. I mean changing the way you click, because clicking is a public act. It's no longer the case that a few powerful elites control all the media and the rest of us are just passive receivers. Increasingly, we're all the media. I used to think, oh, okay, I get dressed up, I put on a lot of makeup, I go on television, I talk about the news. That is a public act of making media. And then I go home and I browse the web and I'm reading Twitter, and that's a private act of consuming media. I mean, of course it is. I'm in my pajamas. Wrong. Everything we blog, everything we Tweet, and everything we click is a public act of making media. We are the new editors. We decide what gets attention based on what we give our attention to. That's how the media works now. There's all these hidden algorithms that decide what you see more of and what we all see more of based on what you click on, and that in turn shapes our whole culture.
Over three out of five Americans think we have a major incivility problem in our country right now, but I'm going to guess that at least three out of five Americans are clicking on the same insult-oriented, rumor-mongering trash that feeds the nastiest impulses in our society. In an increasingly noisy media landscape, the incentive is to make more noise to be heard, and that tyranny of the loud encourages the tyranny of the nasty.
It does not have to be that way. It does not. We can change the incentive. For starters, there are two things we can all do. First, don't just stand by the sidelines when you see someone getting hurt. If someone is being abused online, do something. Be a hero. This is your chance. Speak up. Speak out. Be a good person. Drown out the negative with the positive. And second, we've got to stop clicking on the lowest-common-denominator, bottom-feeding linkbait. If you don't like the 24/7 all Kardashian all the time programming, you've got to stop clicking on the stories about Kim Kardashian's sideboob. I know you do it. (Applause) You too, apparently. I mean, really, same example: if you don't like politicians calling each other names, stop clicking on the stories about what one guy in one party called the other guy in the other party. Clicking on a train wreck just pours gasoline on it. It makes it worse, the fire spreads. Our whole culture gets burned.
If what gets the most clicks wins, then we have to start shaping the world we want with our clicks, because clicking is a public act. So click responsibly. Thank you.
(Applause)
つい この前 白人男性と黒人女性が何人かで ツイッターのアイコンや写真を 互いに入れ替えてみました 内容は変えておらず いつもと同じようにツイートしていたものの 突然 白人男性たちは Nワードと呼ばれる 黒人差別用語で呼ばれるようになり ひどいネットいじめを 受けていることに気づきました 一方で 黒人女性たちは急に 居心地が良くなったと感じました
さて 私の5歳の子供であれば インターネットで見る内容は ほとんどが子犬や妖精で 妖精が子犬に乗っていることもあるでしょう 本当です 検索してみてください でも私たちはインターネットが 本当に醜い場所になり得るのを知っています 民主主義にとって健全だと思われる 様々な議論について ここで語るつもりはありません 私は姑息な個人攻撃について 話をしているのです あなたにも経験があるかもしれませんが あなたが女性や有色人種やゲイなら ― または2つ以上当てはまるなら 少なくとも 2倍は不快な思いを経験しやすいのです 実際 このトークの原稿を書いている時 ツイッターで @SallyKohnSucks (サリーコーン最悪) というアカウントを見つけました 紹介文によると 私は 「男嫌いの男役レズで キャリアで成し遂げた唯一のことは 異常なセクシュアリティを広めたこと」 なのだそうです 3分の1しか合っていませんが ― いや 嘘ですよ! (笑)
冗談はさておき このような戯言を 皆嫌がっています 問題はそれを変えるために 個人的な犠牲を払う気があるかどうかです ネットを止めようと言うのではありません クリックの仕方を変えようと言っているのです クリックするというのは公的な行為ですからね もはや あらゆるメディアを 権力を持った数少ないエリートが管理し 私たちはただの受け手である という時代ではありません ますます 私たち自身が メディアになっているのです かつては こう思っていました ちゃんと着飾って 化粧もばっちりして テレビで ニュースについて解説するのが メディアを形成する公的な行為であり ― 家に帰って ネットをあちこち見て ツイッターを読むことは メディアを消費する私的な行為だと もちろん そのはずです だってパジャマのままなんだし ところが 間違いなのです ブログに書くことやツイートすること そして私たちクリックすることすべてが メディアを形成する公的な活動なのです 私たちは新たな編集者です 私たちが何に注目するかによって 注目されるものが決まるのです これが今のメディアの仕組みです あなたがクリックするものに基づいて 私たちが何をもっと目にするかを決める 隠れたアルゴリズムがあるのです 今度はそれが私たちの文化全体を 形作っていくのです
アメリカ人の5人に3人以上が この国は 現在 無礼な言動という大問題を 抱えていると考えていますが 少なくとも5分の3の アメリカ人は社会における 非常に卑劣な衝動を助長するような 侮辱的で 噂を言いふらす くだらないものを クリックしているのではないかと思っています ますます騒々しくなりつつある メディアにおいては 気を引くために大騒ぎするよう インセンティブが働き そして声の大きい者の横暴が まかり通る世界では 卑劣という暴虐を助長するのです
そうである必要はありません その必要はないのです 動機付けを変えることは出来ます まず 誰でも出来ることが2つ 1つ目は 誰かが傷つけられるのを見たら 傍観者にならないこと もし誰かがオンラインで罵られていたら 何かするのです ヒーローになりましょう これはチャンスなのです 声をあげて はっきり言うこと 良い人間になりましょう 善で悪をかき消しましょう 2つ目は 最低にたちの悪い ― くだらないリンクをクリックするのを やめること もし いつどの番組にもカーダシアンが 出ているのが嫌なら 脇からのぞくキム・カーダシアンの おっぱいに関する記事を クリックするのをやめること クリックしてるでしょ? (拍手) そこのあなたもね 同じような例ですが もし互いをなじりあう政治家が嫌なら ある政治家が別の政党の政治家を 何と呼んだかについての記事を クリックするのをやめましょう 悲惨な事件の記事をクリックするのは 火に油を注ぐようなものです 事態は悪化し 火の手は広がります 私たちの文化全体が焼き尽くされます
一番多くクリックを得たものが 勝利するのであれば 自分たちのクリックで 私たちの望む世界を 作り始めねばなりません クリックするのは公的な行為だからです 責任をもってクリックしましょう ありがとうございました
(拍手)
品詞分類
- 主語
- 動詞
- 助動詞
- 準動詞
- 関係詞等
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