TED日本語 - レニー・グレッソン: 携帯電話との付き合い方について話します

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TED日本語 - レニー・グレッソン: 携帯電話との付き合い方について話します

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携帯電話との付き合い方について話します

Busted! The sneaky moves of antisocial smartphone users

レニー・グレッソン

Renny Gleeson

内容

この3分の面白い(実際に痛恨の)話ではソーシャル・ストラテジストであるレニー・グレッソンは我々の社会的な世界について話しています.その世界では私たちの今の現実は、あとでインターネットでアップする話ほど面白くはないというのです。

字幕

SCRIPT

Script

What I wanted to talk to you about today is two things: one, the rise of a culture of availability; and two, a request. So we're seeing a rise of this availability being driven by mobile device proliferation, globally, across all social strata. We're seeing, along with that proliferation of mobile devices, an expectation of availability. And, with that, comes the third point, which is obligation -- and an obligation to that availability.

And the problem is, we're still working through, from a societal standpoint, how we allow people to be available. There's a significant delta, in fact, between what we're willing to accept. Apologies to Hans Rosling -- he said anything that's not using real stats is a lie -- but the big delta there is how we deal with this from a public standpoint. So we've developed certain tactics and strategies to cover up.

This first one's called "the lean." And if you've ever been in a meeting where you play sort of meeting "chicken," you're sitting there, looking at the person, waiting for them to look away, and then quickly checking the device. Although you can see the gentleman up on the right is busting him.

"The stretch." OK, the gentleman on the left is saying, "Screw you, I'm going to check my device." But the guy, here, on the right, he's doing the stretch. It's that reeeee-e-e-each out, the physical contortion to get that device just below the tabletop.

Or, my favorite, the "Love you; mean it." (Laughter) Nothing says "I love you" like "Let me find somebody else I give a damn about."

Or, this one, coming to us from India. You can find this on YouTube, the gentleman who's recumbent on a motorcycle while text messaging. Or what we call the "sweet gravy, stop me before I kill again!" That is actually the device.

What this is doing is, we find a -- (Laughter) a direct collision -- we find a direct collision between availability -- and what's possible through availability -- and a fundamental human need -- which we've been hearing about a lot, actually -- the need to create shared narratives. We're very good at creating personal narratives, but it's the shared narratives that make us a culture. And when you're standing with someone, and you're on your mobile device, effectively what you're saying to them is, "You are not as important as, literally, almost anything that could come to me through this device."

Look around you. There might be somebody on one right now, participating in multi-dimensional engagement.

(Laughter)

Our reality right now is less interesting than the story we're going to tell about it later.

This one I love. This poor kid, clearly a prop -- don't get me wrong, a willing prop -- but the kiss that's being documented kind of looks like it sucks.

This is the sound of one hand clapping.

So, as we lose the context of our identity, it becomes incredibly important that what you share becomes the context of shared narrative, becomes the context in which we live. The stories that we tell -- what we push out -- becomes who we are. People aren't simply projecting identity, they're creating it.

And so that's the request I have for everybody in this room. We are creating the technology that is going to create the new shared experience, which will create the new world. And so my request is, please, let's make technologies that make people more human, and not less.

Thank you.

今日は皆さんにお話ししたいことが二つあります。 一つは「アベイラビリティ(つながりやすさ)の文化」の出現ということで、 もう一つは私からのお願いです。 私たちは今、世界的に、社会の全階層にわたって、 モバイル・デバイスの普及によって推し進められている、 このアベイラビリティの勃興を目の当たりにしています。 また、モバイル・デバイスのこの普及とともに、相手と「つながることができること」を当てにする、 という現象をも目の当たりにしています。 そして、三つ目のポイント、 義務」??その自分が「つながりやすい」状態でいなければならないという義務、の問題も出てきます。

問題は、我々はまだこれに苦労しているのですが、 社会的な観点から、 我々がどのようにして人が「つながっている」状態でいることを許しているか、ということです。 実際には、我々がどういうことなら許容するか、 ということの間には有意差が存在します?? ハンス・ロズリングには申し訳ない、 彼は実際の統計を用いないものはどんなものでも虚偽だと言っています??。 しかし、そこにある巨大な差異は、 公共的な観点から我々がいかにしてこの問題を処理しているか、ということなのです。 そこで、我々は隠れてこそこそやるための 様々な戦術や戦略を開発してきました。

この最初のものは「傾き」と呼ばれるものです。 もしみなさんが何かの会議に出ていて、 そこで肝だめしのようなものをしたことがあるなら、みなさんはそこに座り、相手を見つめていて、 相手が目をそらすのを待って、そしてすばやくデバイスをチェックします。 もっとも右側にいる紳士にちゃんと見抜かれてしまっていることは分かりますね。

「ストレッチ」。 オーケー、左側の紳士は「このくそったれ。 俺はデバイスチェックをすることにする。」と言っています。 しかし、その相手、この右側の、 彼はストレッチをしています。 それは体をぐううううっと伸ばすこと 自分のデバイスをテーブルの下に隠すための物理的なねじりです。

それから、私の大好きなやつです。「愛してるよ、本当に。」というやつです。 (笑) 「誰かほかに大事な人を見つけるのを許してね。」 と言うようなことで「私はあなたを愛してる。」ということは伝わりませんね。

それから、これ、インドから来たやつ。 これはYouTubeで見られますが、 バイクの上で横になってケータイ・ メールをしていますね。 我々が「誰かを殺してしまう前に僕を止めてくれ、ベイビー!」と呼んでいるものです。 実際には人を殺すのはこのデバイスでしょうね。

これはどういうことかというと。。。 (笑) 正面衝突、だと分かります。 「つながりやすさ」の間に正面衝突が見出せるわけです。 そして、「つながりやすさ」を通じて どういうことが可能になるかということ??そして基本的な人間としての欲求?? これは我々はいやと言うほど聞いた話です??シェアされた語りを創造するという欲求です。 我々は個人的な語りを創造することに長けています、 しかし我々の文化を創るのはシェアされた語りです。 そしてあなたが誰かと一緒に立っていて、 あなたはモバイル・デバイスに向かっている。 そのとき実際にあなたが連れの人に言っていることは、 「お前は、このデバイスを通じて私に届くもののほとんどどれよりも大切ではない。」 ということなのです。

周りを見回してみてください。 今この瞬間にもデバイスに向かっている人がいるかもしれませんよ。 多次元的な関わりに参加しているわけです。

(笑)

「私たちの今の現実は、あとであなたに話してあげる話ほど面白くはないのよ。」 というやつです。

これは私の大好きなやつ。 このかわいそうな奴、明らかにつっかえ棒ですね?? 悪気で言ってるんじゃありませんよ、彼は喜んでつっかえ棒になっているんです?? しかし今記録されつつあるキスはまるで吸い取っているか何かのように見えますね。

これは片手で拍手している音です。

それで、我々が自分たちのアイデンティティのコンテクストを失うにしたがって、 信じられぬほど重要なことになってくるのは、 人が何を共有するかということが共有された語りのコンテクストになるということ、 我々がその中で生きるコンテクストになる、ということなのです。 我々が語るストーリー??我々が送信するストーリー?? がとりもなおさず我々が誰であるか、ということになります 我々はただ単にアイデンティティを投射しているわけではない、 そのストーリーたちがアイデンティティを創り出しているのです。

さて、それで、この部屋にいらっしゃるみなさんへの私からのお願いです。 私たちは新しいテクノロジーを創造しつつあり、 それは新しい共有経験を創造しつつあり、 それはさらに新しい世界を創造しつつあります。 だから、私からのお願いというのは、 どうか、人々を非人間的にではなく もっと人間らしくするようなテクノロジーを 創りましょう、ということです。

ありがとうございました。

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