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TED日本語 - デイビッド・ハンソン: 「感情を表現する」ロボット
TED Talks
「感情を表現する」ロボット
Robots that "show emotion"
デイビッド・ハンソン
David Hanson
内容
デイビッド・ハンソンのロボットは、あなたと似ていて、同じように表情を作ることができます。感情を理解してそれに応えたり、感情の表現もできます。アインシュタイン・ロボットを使ったライブでの「感情」のデモによって、ロボットが本当に人とそっくりになった未来の様子をうかがうことができます。
字幕
SCRIPT
Script
I'm Dr. David Hanson, and I build robots with character. And by that, I mean that I develop robots that are characters, but also robots that will eventually come to empathize with you. So we're starting with a variety of technologies that have converged into these conversational character robots that can see faces, make eye contact with you, make a full range of facial expressions, understand speech and begin to model how you're feeling and who you are, and build a relationship with you.
I developed a series of technologies that allowed the robots to make more realistic facial expressions than previously achieved, on lower power, which enabled the walking biped robots, the first androids. So, it's a full range of facial expressions simulating all the major muscles in the human face, running on very small batteries, extremely lightweight.
The materials that allowed the battery-operated facial expressions is a material that we call Frubber, and it actually has three major innovations in the material that allow this to happen. One is hierarchical pores, and the other is a macro-molecular nanoscale porosity in the material.
There he's starting to walk. This is at the Korean Advanced Institute of Science and Technology. I built the head. They built the body. So the goal here is to achieve sentience in machines, and not just sentience, but empathy.
We're working with the Machine Perception Laboratory at the U.C. San Diego. They have this really remarkable facial expression technology that recognizes facial expressions, what facial expressions you're making. It also recognizes where you're looking, your head orientation. We're emulating all the major facial expressions, and then controlling it with the software that we call the Character Engine. And here is a little bit of the technology that's involved in that.
In fact, right now -- plug it from here, and then plug it in here, and now let's see if it gets my facial expressions. Okay. So I'm smiling. (Laughter) Now I'm frowning. And this is really heavily backlit. Okay, here we go. Oh, it's so sad. Okay, so you smile, frowning. So his perception of your emotional states is very important for machines to effectively become empathetic.
Machines are becoming devastatingly capable of things like killing. Right? Those machines have no place for empathy. And there is billions of dollars being spent on that. Character robotics could plant the seed for robots that actually have empathy. So, if they achieve human level intelligence or, quite possibly, greater than human levels of intelligence, this could be the seeds of hope for our future.
So, we've made 20 robots in the last eight years, during the course of getting my Ph.D. And then I started Hanson Robotics, which has been developing these things for mass manufacturing. This is one of our robots that we showed at Wired NextFest a couple of years ago. And it sees multiple people in a scene, remembers where individual people are, and looks from person to person, remembering people.
So, we're involving two things. One, the perception of people, and two, the natural interface, the natural form of the interface, so that it's more intuitive for you to interact with the robot. You start to believe that it's alive and aware.
So one of my favorite projects was bringing all this stuff together in an artistic display of an android portrait of science-fiction writer Philip K. Dick, who wrote great works like, "Do Androids Dream of Electric Sheep?" which was the basis of the movie "Bladerunner." In these stories, robots often think that they're human, and they sort of come to life. So we put his writings, letters, his interviews, correspondences, into a huge database of thousands of pages, and then used some natural language processing to allow you to actually have a conversation with him. And it was kind of spooky, because he would say these things that just sounded like they really understood you.
And this is one of the most exciting projects that we're developing, which is a little character that's a spokesbot for friendly artificial intelligence, friendly machine intelligence. And we're getting this mass-manufactured. We specked it out to actually be doable with a very, very low-cost bill of materials, so that it can become a childhood companion for kids. Interfacing with the Internet, it gets smarter over the years. As artificial intelligence evolves, so does his intelligence.
Chris Anderson: Thank you so much. That's incredible. (Applause)
デイビッド・ハンソンです 私は個性を持つロボットを開発しています つまり 個性のあるロボットを開発する事により 最終的には ロボットが人の気持ちに 応えられるようになる事を目指しています そして様々な技術を統合して 対話可能な個性のあるロボットを作り上げました 顔を見て アイコンタクトをし ありとあらゆる表情を示して 話す言葉を理解します そして 相手の感情や相手が誰なのかという事を認識して 相手となんらかの関係を築きます
一連の技術開発の中で ロボットの表情は以前よりさらに本物らしくなり 以前より 必要なエネルギーも低減したので 二足歩行が可能な最初の「アンドロイド」になりました 人間の顔にある主な筋肉をシミュレートすることにより ありとあらゆる表情をつくる事ができます 小さなバッテリーで動作して 非常に軽くできています
このフラバー(Frubber)という材料のおかげで バッテリー駆動で表情を示せるようになりました 三つの大きなイノベーションによって この材料が実現しました それは 細孔の階層構造や ナノスケールの高分子多孔質であることなどです
歩き始めるところですね これは 韓国科学技術院での模様です 私が頭部を 彼らが体を開発しました 研究の目的は 機械に感受性をもたせることです 単に感情を理解するだけでなく 感情に応えられるようにすることです
カリフォルニア大学サンディエゴ校の機械認知研究室と 共同で研究をしています 彼らの表情についての技術は実に優れていて 人間の表情から その意図を認識することができるのです また 人間の向きや頭の向きも認識します 人間の主な表情を模倣して ソフトウエアで制御できるようにしました これをキャラクター・エンジンと呼んでいます 技術の一部をご紹介します
さあそれでは ここで実際に動かしてみて 私の表情を読み取るところをお見せします そうです 私は笑っています (笑) 次はしかめ面です ここは照明が明るいですからね いいですね 次に移ります 悲しい表情です そう 笑って しかめ面して 人の感情を彼が知覚するということは 気持に応えるロボットを実現するために非常に重要なことなのです
ロボットは恐ろしいほど強力になって 人さえ殺しかねません そうでしょう? 恐ろしいロボットは 感情に応じるようなことはできませんが そんな研究に何十億ドルも費やされました キャラクター・ロボット工学で撒いた種から 感情に応えるロボットを目指せるかもしれません もしロボットが人間と同等の知能を持ったら あるいは 人間以上に優れた知能を持ったら 我々の未来に対する希望の種に成りえます
博士号を取るまでの8年間で20体のロボットを開発し その後 ハンソン・ロボティクスを創設しました 大量生産に向けた開発を行っています わが社のロボットの一例で 数年前のワイヤード・ネクストフェストに展示したものです 視界の中の複数の人物を区別して 一人一人がどこにいるかを記憶します 個人の識別を行い その人物を記憶します
我々は二つの要素を重視しています 一つ目は 人物を認識することです そして二つ目は 自然なインターフェイスです 人間と自然に接することができると もっと直感的にロボットを操作できるようになります 命を持ち 意識があるかのように思えるでしょう
このプロジェクトでは これらの要素を統合して アンドロイドを SF作家のフィリップ・K・ディックに似せて仕上げました 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などで有名な作家です 映画「ブレードランナー」の原作ですね 小説の中では ロボットは 自らを人間であると考え ある種の意識をもっています そこで我々は 彼の文書 手紙 インタビュー そして通信記録などの 大量の情報を巨大なデータベースに入れて 自然言語処理を施しました 実際に会話ができるようにするためです 気味が悪いほどの仕上がりになりました なぜなら 彼は 人間を本当に理解しているかのように話すからです
これはもっともエキサイティングな開発中の製品です スポークスボット(spokesbot)というこの小さなロボットは フレンドリーな人工知能 機械知能を目指しました 現在は 大量生産にとりかかっています できるだけローコストの材料で 製造できる設計にしました 子供たちの良い友達にしたいのです インターネットに接続できるので 年々賢くなります 人工知能が進化すれば ロボットの知能も向上するのです
クリス:ありがとうございます すばらしいお話でした (拍手)
品詞分類
- 主語
- 動詞
- 助動詞
- 準動詞
- 関係詞等
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