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TED日本語 - ジョナタン・ドロリー: 私たちは数十億の種を貯蔵しています
TED Talks
私たちは数十億の種を貯蔵しています
Why we're storing billions of seeds
ジョナタン・ドロリー
Jonathan Drori
内容
TED U 2009年の短い話では、ジョナタン・ドロリーは生物多様性を守るように強調しています。植物が我々の生命を維持しているということを主張して、30億の種を貯蔵しているミレニアム・シード・バンクの考え方を共有しています。
字幕
SCRIPT
Script
All human life, all life, depends on plants. Let me try to convince you of that in a few seconds. Just think for a moment. It doesn't matter whether you live in a small African village, or you live in a big city, everything comes back to plants in the end: whether it's for the food, the medicine, the fuel, the construction, the clothing, all the obvious things; or whether it's for the spiritual and recreational things that matter to us so much; or whether it's soil formation, or the effect on the atmosphere, or primary production. Damn it, even the books here are made out of plants. All these things, they come back to plants. And without them we wouldn't be here.
Now plants are under threat. They're under threat because of changing climate. And they are also under threat because they are sharing a planet with people like us. And people like us want to do things that destroy plants, and their habitats. And whether that's because of food production, or because of the introduction of alien plants into places that they really oughtn't be, or because of habitats being used for other purposes -- all these things are meaning that plants have to adapt, or die, or move. And plants sometimes find it rather difficult to move because there might be cities and other things in the way.
So if all human life depends on plants, doesn't it make sense that perhaps we should try to save them? I think it does. And I want to tell you about a project to save plants. And the way that you save plants is by storing seeds. Because seeds, in all their diverse glory, are plants' futures. All the genetic information for future generations of plants are held in seeds. So here is the building; it looks rather unassuming, really. But it goes down below ground many stories. And it's the largest seed bank in the world. It exists not only in southern England, but distributed around the world. I'll come to that. This is a nuclear-proof facility. God forbid that it should have to withstand that.
So if you're going to build a seed bank, you have to decide what you're going to store in it. Right? And we decided that what we want to store first of all, are the species that are most under threat. And those are the dry land species. So first of all we did deals with 50 different countries. It means negotiating with heads of state, and with secretaries of state in 50 countries to sign treaties. We have 120 partner institutions all over the world, in all those countries colored orange. People come from all over the world to learn, and then they go away and plan exactly how they're going to collect these seeds. They have thousands of people all over the world tagging places where those plants are said to exist. They search for them. They find them in flower. And they go back when their seeds have arrived. And they collect the seeds. All over the world.
The seeds -- some of if is very untechnical. You kind of shovel them all in to bags and dry them off. You label them. You do some high-tech things here and there, some low-tech things here and there. And the main thing is that you have to dry them very carefully, at low temperature. And then you have to store them at about minus 20 degrees C -- that's about minus four Fahrenheit, I think -- with a very critically low moisture content. And these seeds will be able to germinate, we believe, with many of the species, in thousands of years, and certainly in hundreds of years.
It's no good storing the seeds if you don't know they're still viable. So every 10 years we do germination tests on every sample of seeds that we have. And this is a distributed network. So all around the world people are doing the same thing. And that enables us to develop germination protocols. That means that we know the right combination of heat and cold and the cycles that you have to get to make the seed germinate. And that is very useful information. And then we grow these things, and we tell people, back in the countries where these seeds have come from, "Look, actually we're not just storing this to get the seeds later, but we can give you this information about how to germinate these difficult plants." And that's already happening.
So where have we got to? I am pleased to unveil that our three billionth seed -- that's three thousand millionth seed -- is now stored. Ten percent of all plant species on the planet,24,000 species are safe; 30,000 species, if we get the funding, by next year. Twenty-five percent of all the world's plants, by 2020. These are not just crop plants, as you might have seen stored in Svalbard in Norway -- fantastic work there. This is at least 100 times bigger. We have thousands of collections that have been sent out all over the world: drought-tolerant forest species sent to Pakistan and Egypt; especially photosynthetic-efficient plants come here to the United States; salt-tolerant pasture species sent to Australia; the list goes on and on.
These seeds are used for restoration. So in habitats that have already been damaged, like the tall grass prairie here in the USA, or in mined land in various countries, restoration is already happening because of these species -- and because of this collection. Some of these plants, like the ones on the bottom to the left of your screen, they are down to the last few remaining members. The one where the guy is collecting seeds there on the truck, that is down to about 30 last remaining trees. Fantastically useful plant, both for protein and for medicine.
We have training going on in China, in the USA, and many other countries. How much does it cost? 2,800 dollars per species is the average. I think that's cheap, at the price. And that gets you all the scientific data that goes with it. The future research is "How can we find the genetic and molecular markers for the viability of seeds, without having to plant them every 10 years?" And we're almost there. Thank you very much. (Applause)
すべての人間の生命 すべての生命は植物に依存しています そのことを少しお話ししたいと思います ちょっと考えてみてください みなさんがアフリカの小さな村に住んでいたとしても 大都会に住んでいたとしても、 あらゆるものは結局は植物に由来するものです 食品、薬、 燃料、建設工事、衣類、 などのすべての目に見えるもの、 あるいは私たちにとって大切な精神的なものやレクリエーションもそうです あるいは土壌形成、 その大気への影響 一次的生産などもそうです なんと、ここにある書物さえ植物から作られているのです これらのものはすべて植物に由来するのです もし植物がなかったとしたら私たちもここにはいなかったでしょう。
今植物たちは危機にあります 気候変動によって植物は危機にあるのです さらに、植物はこの惑星状で私たちのような者と共存している理由からも 危機に瀕しているのです 私たちのような者は植物やその生息環境を 破壊するようなことをしたがります 食糧生産だろうと そこにあるべきではない場所への 外来植物の移植だろうと 生息環境を他の目的に使用することであろうと これはすべて、植物たちがが適応するか死ぬか 移動するしかないということを意味します しかし時には植物たちにとって移動というものがとても困難だということが分かります 都市やその他のものが移動の邪魔になるかもしれないからです
だから、もし人間の生活がすべて植物に依存しているとしたら 我々がその植物を救うために努力すべきだということには道理があるのではないでしょうか 私はそう思います そこで、植物たちを救うためのあるプロジェクトを紹介させていただきたいと思います 植物たちを救う方法は 種を保存しておくことです なぜかというと、種は、その様々な美点の中でも 植物の未来だからです 将来の世代のためのすべての遺伝子情報は 種の中にあります さてここにある建物ですが 大したビルには見えませんね しかし、地下にはたくさんの階があります ここは世界最大のシード・バンクなのです シード・バンクはイギリス南部だけではなく 世界中に分布しています。またそのことは後で触れます この建物は核攻撃にも耐える構造になっています 願わくはそのようなことにならなければいいのですが
だから、シード・バンクを設立しようとすれば そこに何を保存するかを決めなければなりません そこで私たちは、何よりもまず保存したいものが 最も危機に瀕している種であると決定しました それらは乾燥地域の種です そこでまず最初に私たちは 50カ国と契約を結びました それはその50カ国の国家元首や 事務方と契約締結のための 交渉をすることを意味します 世界中の、これらのオレンジ色になっている国々に 私たちは120の協力機関を持っています 世界中から人々が研究のために研究所にやってきます そして彼らは自国に戻り、正確にいかにして これらの種を採集するかを計画するのです 彼らは、これらの植物が生息すると言われる地域に タグを付ける人々を何千人も持っています 彼らはそれらの植物を探します。そして開花しているものを見つけ、 種をつけたときにそこに戻り 種を採集します 全世界でです
これらの種――そのある部分はとても非技術的なものです それらをみんなスコップで袋に詰め込み乾燥させるのです ラベリングもします。あるところでは ハイテクを用い、あるところではローテクを用います 主要なことは、それらの種を、 低温で、とても慎重に乾燥させなければならないということです それからそれらを、極めて低湿度の中で 摂氏マイナス20度―― 華氏で言えばマイナス4度だと思います――で 貯蔵しなければなりません そうすればこれらの種は、 我々の考えではその多くは数千年後に 数百年後なら間違いなく 発芽することが可能になるのです。
それらの種がまだ生育可能かどうか不明な場合それらを貯蔵することはよくありません そこで私たちは10年ごとに 持っているすべての種のサンプルで発芽テストを行います ネットワークなので、 世界中の人々が同じことをしています。 それで私たちは発芽プロトコルを発展させることができるのです それは、私たちが、これらの種を発芽させるための、 暑さと寒さとそのサイクルの正確なコンビネーションを 知っているということを意味します それはとても有用な情報なのです 我々はこれらを生育させ これらの種の出身地の人々に伝えます いいですか 実際私たちはこれらの種を後で得るためにのみ貯蔵しているわけではありません これらの栽培の困難な植物をどのように発芽させるか についての情報をみなさんに提供できますと。 そしてそういうことはすでに起こりつつあることです
それで私たちはどこまで到達したのでしょうか 私は今日私たちの30億番目の種が 今貯蔵されることを発表できることを うれしく思っています この惑星の全植物の10%に当たる24,000種が 安全な状態になっています 資金が得られれば、来年までに30,000種 2020年までに世界の全植物の25%を貯蔵します これらは、皆さんがノルウエーのスヴァルバドに貯蔵されているのを ご覧になったかもしれないような穀物植物だけではありません あそこではすばらしい仕事がされています こちらの方は少なくとも100倍のサイズのコレクションです 私たちは世界中に送られている何千という コレクションを持っています 旱魃に強い森林植物の種はパキスタンとエジプトに送られます 光合成能力の高い植物は ここアメリカ合衆国に来ます 塩分に強い牧草種はオーストラリアに送られます このリストはずっと続きます
これらの種は状態回復のために用いられます だからここアメリカ合衆国のトールグラス・プレーリー国立自然保護区 あるいはいくつかの国の地雷埋設地のような既にダメージを受けている生息地においては これらの種、このコレクションのおかげで 状態回復が 既に起きています スクリーンの左下にあるようないくつかの植物は 最後の残されたものと なってしまっています この男性が種をトラックに積んでいるものはもう木が 最後の30本しか残っていません たんぱく質のためにも薬品のためにも 信じられないぐらい有用な植物です
私たちは中国やアメリカ合衆国 その他たくさんの国で研修を行っています そのコストはどれぐらいかというと 1種類あたり2,800ドルが平均です 私はその価値を考えると安いものだと思います それにその科学的データも合わせて得ることが できるのです 将来の研究は 「10年ごとに植えることなしに、種の生存能力のための遺伝子的・分子的マーカーを どのようにすれば 発見できるか」です そして私たちはもうほとんどゴールに近づいています ご清聴ありがとうございました (拍手)
品詞分類
- 主語
- 動詞
- 助動詞
- 準動詞
- 関係詞等
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