健康と医学 (3)

ガイ・ウィンチ: 感情にも応急手当が必要な理由
17:28
2015/02/16
私たちは、インフルエンザのような症状が出た時や、なかなか治まらない痛みを感じる時には医師を訪ねます。それなら、罪悪感や喪失感、孤独感など感情の痛みを感じた時も、専門家に会いに行ってはどうでしょうか?あまりにも多くの人が、心理的な健康問題には自力で対処している、とガイ・ウィンチは言います。でも、そんなことしなくていいのです。彼は感情の「衛生」を実践することについて、とても興味深い説明をしてくれます。それは、自分の感情や心を、身体と同じくらい大事にするということです。
ブルース・エイルワード: 人類対エボラ、恐るべき闘いにおける勝利の戦略
19:14
2015/02/03
世界保健機関(WHO)の職員ブルース・エイルワードは、「エボラは我々を人間たらしめる全てのものを脅かす」と言います。彼は穏やかに、どうやってエボラの感染拡大が起きたのか、そして今回の国際的な警告がどのようにして問題の急速な拡大を助長したのかを語ります。彼はエボラに打ち勝つ為の決定的な4つの戦略と、アウトブレイクの中心地でありながらも、ここ数週間で新たな症例を一例も出さなかったリベリアのロファ郡を例に、どのようにその戦略を実施し、成功を収めたのかを語ります。エボラとの闘いで、まだ勝利を得られてはいないと彼は明言していますが、もし私たちが正しく行動を起こせば、伝染病に反撃する人類の能力を楽観視できるようになるでしょう。
ミゲル・ニコレリス: 脳から脳へと意思疎通する時代へ ― その方法とは
19:01
2015/01/26
神経科学者のミゲル・ニコレリスを覚えているでしょうか ― 彼は脳で制御するエクソスケルトンを開発し、そのおかげで2014年のFIFAワールドカップで、全身まひの男性が大会最初のキックオフをすることができました。彼は今、何に取り組んでいるのでしょうか?2つの知能が(今のところはマウスやサルですが)脳から脳へとメッセージを送れるシステムを構築しているのです。彼の言葉を借りれば、「想像の限界を超える」ことになる実験を見逃さないよう、最後までご覧ください。
バーバラ・ナッターソン・ホロウィッツ: 獣医が知っていて医師が知らないこと
15:01
2014/12/04
たった一種類の動物しか診ない獣医を何と呼ぶでしょうか?それは医師です。魅力的なトークの中で、バーバラ・ナッターソン・ホロウィッツは、健康に対する種を跨ったアプローチがどのようにして人間という動物の医療 ― 殊に心の健康 ― を改善出来るかを語っています。
ロージー・キング: 自閉症がいかに私を解き放ち、私らしく感じさせてくれるか
06:12
2014/11/21
「人々は普通と違うことを恐れるあまり、特定のラベルを貼った小さな箱に、あらゆるものを押し込んでしまおうとする」と、16歳のロージー・キングは言います。大胆でおてんばで、そして自閉症でもある彼女は知りたがっています ― なぜ皆は普通であることにそれほどこだわるのか?彼女はすべての子供や親、教師その他の人々に、独自性を讃え大切にしようと明るく響き渡る声で呼びかけています。それは人間のもつ潜在的な多様性を志高く証明するものです。
ジョー・ランドリーナ: 一瞬で止血するジェル
05:05
2014/11/20
縫い針なんか忘れましょう。傷をふさぐのにはもっと良い方法があります。この講演ではTEDフェローのジョー・ランドリーナが、自身の発明を披露しています。圧迫せずに、外傷性の出血を瞬時に止められる医療用ジェルです。※このビデオには医療映像が含まれています。
リアナ・ウェン: 医師が開示しようとしないこと
15:46
2014/11/13
あなたの担当医が、製薬企業の雇われスポークスマンかどうか知りたいと思いませんか?それとも、あなたが施してもらいたい治療法と矛盾する信念を医師が持っているでしょうか?現在、少なくともアメリカでは、医師は単にそれを言う必要がありません。内科医リアナ・ウェンは、同僚の医師にそれをオープンにしようと言いました。すると・・・大混乱が起こったのです。
ラマナン・ラクシュミーナラヤン: 迫り来る抗生物質の危機
14:46
2014/11/10
抗生物質は人々の命を救っています。しかし、命に関わらない季節性インフルエンザの様な病気や、鶏肉産業で肉の値段を下げる為、鶏の飼育などに濫用され、その結果バクテリアは次第に耐性を持ち始め、誰にでも効かなくなっています。ラマナン・ラクシュミーナラヤンは抗生物質のあり方、限りある資源の使い方を考え直すべきだと、私達、患者や医師に呼びかけています。私達一人一人が直接影響を受けるこの世界的な医療傾向は、粛然たる現実です。
デブラ・ジャービス: ええ、私は癌を克服しましたが、この体験で私という人間を決めつけないで
16:13
2014/10/30
デブラ・ジャービスは、病院のチャプレン(聖職者)として30年近く働いたところで、癌と診断されました。そして彼女は患者として非常に多くのことを学んだのです。機知に富んだ大胆なトークの中で彼女は、「癌を克服した人」というアイデンティティが、いかに生気のないものに感じられるかを述べています。彼女は私たち皆に、自分自身の最も過酷な体験について語り、自らを成長させようと呼びかけています。
ホルヘ・ソト: 早期癌検出の将来は?
11:21
2014/10/15
ホルヘ・ソトは、科学者と技術者達から成るチームと共に、様々な癌の初期の兆候を捉えるために、オープンソースで、シンプルであり非侵襲的な検出方法を生み出しました。TEDGlobal 2014のステージで、このモバイル・プラットフォームの実用モデルを初めて披露します。
ジェフ・イリフ: よく眠る事が大切なもう一つの理由
11:45
2014/10/13
脳は私達の体が消費するエネルギーの1/4を、消費していますが、その質量は体量の約2%しかありません。このユニークな器官は、どうやって生命維持に必要な栄養素を得て ― 恐らくもっと重要な事ですが ― どうやって老廃物を取り除いているのでしょうか。新しい研究で分かった事は、それは睡眠と関係しているという事です。
ナンシー・カンウィッシャー: 脳神経が描く私達の思考
17:44
2014/10/02
脳画像のパイオニア、ナンシー・カンウィッシャーは、fMRIで主に自分の脳の各領域で起こる活動の画像を撮り、彼女の同僚と共に研究した結果 ― 私たちの脳は、非常に特殊に分化した領域と、汎用の機能を持つ組織とで成っている ― という発見を、このトークで私達と共有します。驚く事に、それでも脳には未知の課題が多く残されているのです。
ゲイル・リード: 世界の医師たちを訓練するにはどこがいい?それはキューバ
17:12
2014/10/01
大きな問題には、大きな解決策が必要です。大きなアイデアや想像力、そして大胆さも。医師を最も必要とする地域社会で働けるように、世界の医師達を育成する「費用のかからない大きな解決策」ハバナのラテンアメリカ医科大学を、ジャーナリストであるゲイル・リードが紹介するトークです。
マシュー・オライリー: 「私は死ぬのでしょうか?」真実を答える
05:37
2014/09/25
マシュー・オライリーは、ニューヨークのロングアイランドで活躍しているベテラン救命救急医療技術者です。ここでは、重傷を負った患者が彼に「私は死ぬのでしょうか?」と質問を投げかけた後、どうなるのかということについて語っています。
リシ・マンチャンダ: 病気の上流を診る医療
18:17
2014/09/15
リシ・マンチャンダは、ロサンゼルス中南部で10年に渡り医師として働き、彼の仕事は患者の症状を治療するだけで無く、病気の根本原因を突き止める事だと気づきました。これら「上流で起こる」要因は、例えば栄養価に乏しい食事、過酷な仕事、新鮮な空気の不足等です。このトークで、彼は医師達に、診察室の外の患者達の生活にまず目を向けるように呼びかけます。
ローレル・ブレイトマン: 強迫神経症で元気がないイヌやネコ ― 私達人間が動物の狂気から学ぶこと
19:32
2014/08/21
よく目にする面白い動物ビデオの背景には、妙に人間に通じる問題が存在します。ローレル・ブレイトマンが研究するのは、強迫性障害のクマから自滅行動をするラット、ありそうもない友をもつサルまで、精神疾患のサインを示す非ヒト動物です。うつ、悲しみやその他人間同様の問題に向き合う動物を観察することから人間が学べることは何かをブレイトマンが問いかけます。
タリシア・ウィリアムズ: 自分の体のデータを持とう
17:07
2014/08/11
新種のハイテク自己測定器(心拍数、睡眠、一日の歩数などの測定)はアスリート向けだと思われるかもしれません。しかし、統計学者であるタリシア・ウィリアムズは、私たち全員が、自分の体について簡単なデータを毎日測定、記録すべきだと提言しています。なぜなら、私たち自身のデータは、医者が知っていること以上のものを明らかにしてくれるからです。
メーガン・ワシントン: なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか
13:02
2014/08/08
メーガン・ワシントンはオーストラリアを代表する歌手の一人であり、ソングライターです。そして子供の頃から吃音を抱えています。この大胆に自分をさらけ出したトークの中で、彼女はどうやってこの言語障がいとつきあっているかを打ち明けます。「st」の文字が組み合わせられた単語をさけることに始まり、発話直前に言い変えて脳をだますことまで。そして、そうです、彼女は伝えるべき事を話す代わりに歌うのです。
ニコライ・ベグ: 極めて危険な一瞬を回避できる手術器具
09:21
2014/07/15
多くの手術は皮膚に穴をあけることから始まり、このときに体内の組織を傷つける危険が伴います。機械工学のエンジニアであるニコライ・ベグは、手術で頻繁に使われるトロッカーと呼ばれる医療器具の物理的なメカニズムに注目し、これを改良しました。日常的に行われる手術の危険性を軽減することができる発明です。
ステラ・ヤング: 私は皆さんの感動の対象ではありません、どうぞよろしく
09:16
2014/06/09
コメディアンでジャーナリストのステラ・ヤングは、たまたま車椅子で生活をしています。ヤングが強調したいのは、この事実だけでヤングが全人類を感化するような気高い存在になるわけではないと言うことです。この面白い講演で、ヤングは私たちの社会が障害者を「感動ポルノ」にしてしまう風潮を批判します。
ステファン・フレンド: 「知られざるヒーロー遺伝子たち」を探して
10:39
2014/05/29
私たちは病気になる遺伝学を持つけれども病気にならない人々から、何を学ぶことができるでしょう?同じ遺伝疾患のリスクを持つ家族でも、全員では無く、一部だけが病気を発症します。ステファン・フレンドが、私たちは健康でありつづける人々を研究するべきだと示唆します。遺伝性疾患の秘密を解読する為の大規模な「レジリエンス・プロジェクト」に参加してみては?
ケヴィン・ブリッグス: 生と自殺の間に架かる橋
14:13
2014/05/14
長年に渡り、ケヴィン・ブリッグス巡査部長は、陰鬱ながら、時に奇妙にもやりがいのある珍しい仕事についてきました。自殺の名所として知られる、サンフランシスコのゴールデン・ゲートブリッジのパトロールです。この講演において、ブリッグス氏は、生死の境目に立った人々との会話を実体験に基づいてありのままに語ります。そして、愛する人を自殺で失いかねない人達に対して、力強い助言を与えます。
ウェンディ・チャン: 自閉症 ― 分かっていること(と、まだ分かっていないこと)
15:34
2014/04/28
この事実に基づくトークで、遺伝学者のウェンディ・チャンは、自閉症スペクトラム障害について分かっていることを話してくれます。例えば、自閉症は、多様かつ相互に組み合わさった原因から生じていることなどです。診断をめぐる不安や懸念を超えて、チャンやそのチームは、研究や治療、そして当事者の話に耳を傾けることから学んだことに目を向けます。
ノーマン・スパック: トランスジェンダーの10代達が「願う自分」になる手助けをする私の方法
16:53
2014/04/16
思春期は誰にとっても戸惑いの時ですが、トランスジェンダーの10代の若者にとっては、夜ごと心地よく思えない身体に成長していく悪夢の時にもなり得るのです。心に沁みるこの講演では、内分泌科医のノーマン・スパックが、どうやってホルモン補充療法で未成年者を治療するアメリカの数少ない医者の一人となったのか、自身の経験を教えてくれます。思春期の影響を食い止めることで、スパックはトランスジェンダーの10代の若者に必要な時間を与えているのです。(TEDxBeaconStreetにて撮影)
ディビッド・センゲ: 義足の痛みの問題
04:43
2014/04/10
ディビッド・センゲが使いよい義足を作る理由は、どこから来るのでしょうか。彼が育ったシエラレオネでは、愛する多くの人々が残酷な内戦で四肢を失くしました。彼らが自分の義足を使っていないのに気づき、ディビッド・センゲはMITメディアラボで彼のチームと共に、その理由を調べ問題解決に乗り出したのです。
ヒュー・ハー: 走り、登り、踊ることを可能にする新たなバイオニクス義肢
19:00
2014/03/28
ヒュー・ハーは次世代のバイオニック義肢、自然にある造形をヒントに作られたロボティクスを駆使した義肢を創っている。ハーは30年前、両足を登山中の事故により失った。今、MITメディアラボのバイオメカトロニクスグループを率いる彼は技術的でもあり深くパーソナルでもあるトークの中で驚くべきテクノロジーを2013年のボストンマラソン爆破事件で左脚を失った社交ダンサー、エイドリアン・ハスレット=デービスの力を借りて披露する。彼女は事故後初めてダンスをTEDステージで披露する。
ダニエル・リーゼル: 修復的司法の神経科学
14:35
2014/03/18
ダニエル・リーゼルは精神病質犯罪者の脳を研究しています。彼は大きな問いを投げかけます。「犯罪者を、ただ纏めて収容するのでなく、脳についての科学的知識を用い、彼らをリハビリさせるべきではないだろうか?」というものです。言い換えるならば、「事故で損傷を起こした脳に新しく神経回路ができるなら、脳に道徳心を再生させることもできるのではだろうか?」ということです。
アジト・ナラヤナン: 言語を問わない単語ゲーム
15:43
2014/03/10
言語障害を抱える子供たちに関する仕事をしているとき、アジト・ナラヤナン氏は、単語を絵で表し、「マップ」上で関連付ける方法を思いつきました。このアイディアは現在、話すことが難しい人々を補助するアプリの原動力となっています。その裏にある大きなアイディア、言語概念のFreeSpeech(自由言語)には、希望にあふれた可能性が潜んでいます。
メアリー・ルー・ジェプセン: 未来のマシンで脳からイメージを読み出せるか?
10:26
2014/03/03
最先端デジタル・ディスプレイの専門家メアリー・ルー・ジェプセンは、人間が生み出す創造的なアイデアを画面に表示する方法を研究しています。また、自分自身が脳手術を受けた経験からより深く理解したいと望んでいることがあります。発想、創造性、思考過程の背後にある神経活動です。彼女は、自分が情熱を注ぐ2つの取り組みを結びつけるため、驚くべき最先端の脳科学研究について語ります。その2つの研究は人間の思考方法(そして思考内容)の理解に向けた新分野を切り開く可能性を秘めているのです。
シッダールタン・チャンドラン: 損傷した脳は自力回復できるか?
15:57
2014/02/24
外傷性の脳傷害の後、脳で新しい細胞が作られ傷ついた細胞と入れ替わり、自己修復がおこる事があります。しかし、運動ニューロン疾患(ルー・ゲーリック病やALSとしても知られている)といった退行性の疾患の回復には、その修復速度は十分ではありません。シッダールタン・チャンドランは、脳損傷を従来より速いスピードで再建できる特殊な幹細胞を用いた、新技術についてふれていきます。