健康と医学 (2)

ポーラ・ハモンド: 癌との闘いに新たな強力な武器を
10:42
2016/05/06
癌は非常に賢く、順応性の高い病気です。医学研究者であり教育者でもあるポーラ・ハモンドは、癌を倒すために、私たちは新たに強力な攻撃手法を必要としていると語ります。ハモンドがMITの同僚達と共に研究しているのは、悪性度が高く薬剤耐性のある癌も治療が可能な、人間の髪の毛の百分の一サイズの「ナノ粒子」を分子レベルで操作する手法。この特殊な分子武器についてもっと学び、私たち皆に影響を与え得る病気と闘う、ハモンドの冒険の旅へ加わってみましょう。
マイルハ・ソネジ: パーキンソン病患者の生活を助けるシンプルなワザ
06:57
2016/03/31
パーキンソン病のような複雑な問題を解決するときも、シンプルな解決策が最良なものとなり得ます。このトークではマイルハ・ソネジが、パーキンソン病患者の日々の生活を少しだけ楽にしてくれるデザインを提案しています。彼女はこう主張しています。「科学技術だけが常に解決策だとは限りません。私たちに必要なのは、人間中心の解決手段なのです。」
ラス・オルトマン: 薬を併用したときに何が起きるか?
14:41
2016/03/23
2つの薬を別々の理由で飲んでいるのなら、1つ怖いことをお教えしましょう。薬の相互作用は研究が極めて難しいため、医者は薬を組み合わせたとき何が起こるかすっかり理解しているわけではないということです。ラス・オルトマンがこの大変刺激的かつ分かりやすい講演で聞かせてくれるのは、薬の予期せぬ相互作用を見つけるために、ちょっと意外な方法 ― 検索語を使うという話です。
メアリー・バセット: 医者が社会正義を求めるべき理由
13:49
2016/03/17
1980年代、ジンバブエでエイズの大流行を自ら目の当たりにしたメアリー・バセットは、この恐ろしいウィルスに対する、現地の人々の教育や治療を目的とした、診療所の立ち上げに貢献しました。しかし今、当時を振り返り、真の問題 ― 社会的弱者をさらに弱い立場に追い込み、世界の政治的・経済的な仕組みに根を下ろす、構造的な不平等に警鐘を鳴らさなかったことを後悔している、と語ります。同じ構造的問題が存在する今日のアメリカで、ニューヨーク市保健局長を務めるバセットは、あらゆる機会を利用し、医療の平等への支持を求め、人種差別反対を唱えています。変革を呼びかけるためには、答えをすべて知っている必要はありません。ただ、勇気が要るだけなのです。
ジョスリン・ブロック: 脳が自己修復する可能性とその補助について
11:34
2016/03/07
神経外科医のジョスリン・ブロックは、脳卒中から自動車事故の外傷までのすべての治療を通して、脳には自己修復能力がないことを痛感しています。しかし彼女は同僚と共に神経修復への鍵となるダブルコーティン陽性細胞をみつけたかもしれないといいます。幹細胞に似て極めて順応性があり、脳から採取して培養後に同じ脳の損傷領域に再移植すると、この細胞が修復と回復を助けます。「少し手助けをすれば、脳は自己修復できるかもしれないのです」と彼女は語ります。
マシュー・ウィリアムズ: ありのままの自分 ― チャンピオンになれる場所、スペシャルオリンピックス
14:12
2016/02/26
知的障害についてどれだけ知っていますか?スペシャルオリンピックスのチャンピオンであり、アンバサダーでもあるマシュー・ウィリアムズは、運動競技とそこで培われる仲間との結束が、競技場の内外双方で、アスリートの人生を変えるのだという生きた証拠です。アスリート仲間たちと共に、ウィリアムズがあなたを次の大会へ招待します。障害者に対する見方を変えずに会場を出られるでしょうか?
パーディス・サベティ: 死に至る新たなウイルスに立ち向かう方法について
09:37
2016/02/25
エボラ熱が2014年3月に発生し、パーディス・サベティのチームはウイルスのジノム(genome、ゲノムとも表記)解析により、その変異の仕方や感染拡大の経緯を解明しました。世界中のウイルス追跡チームや科学者たちがこのウイルスとの喫緊の戦いに参加できるよう、パーディスは即座に彼女の研究をネットで公開しました。このトークで、彼女はオープンな共同研究がウイルスを食い止める為には必須であり、次に来るであろうウイルス感染症への対応に必要だと示しています。「私たちは透明性のあるオープンさを持って協業し、情報を共有し、共に戦わなければなりませんでした。」サベティは続けます「世界が一つのウイルスによる破壊に振り回されないよう、何十億もの暖かい心や思いやりの協力で 世界を照らして行きましょう。」
ジャドソン・ブルワー: 悪い習慣を断ち切るシンプルな方法
09:24
2016/02/24
つい引きずっている悪い習慣を新たな視点から捉え直すことで、その悪習を断ち切れるとしたらどうでしょう。精神科医ジャドソン・ブルワーは、喫煙から過食に至るまで、よくないと自覚していても、どうしてもやめられない習慣、つまり依存症と「マインドフルネス」との関係を研究しています。習慣形成のメカニズムをまず詳しく学び、その知識をもとに、簡単に実行できるのに実は深い意味のある、悪習への対策を見つけましょう。今度こそ、つい一服、ほんの一口、車の運転中に一瞬だけメール…という誘惑に勝てるかもしれません。
浅川智恵子: 視覚障害者が世界を自由に探索できるようにする新技術
09:29
2016/01/05
技術によって生活の質をいかに向上させることができるか?どうすれば視覚を使わずに世界を動き回れるようにできるか?14歳の時に視力を失ったIBMフェローで発明家の浅川智恵子は、そんな問に答えるべく取り組んできました。笑いを誘うデモ映像で彼女が紹介するのは、視覚障害者がかつてなく自由に世界を探索できるようにする新技術です。そして歴史が示しているのは、優れたアクセシビリティをデザインするとき、すべての人が恩恵を受けるということです。
ダニエル・レヴィティン: ストレスを受けても平静を保つ方法
12:20
2015/11/23
ストレスを受けたとき、あなたはベストの状態ではありません。事実、何千年もの進化を経て、脳はストレスを受け平静を失うとコルチゾールを放出し、合理的・論理的思考ができなくなります。おそらくは、ライオンに襲われた場合などに生き延びるられるようにするためです。神経科学者のダニエル・レヴィティンは、ストレス下で思考能力が低下した時に重大な間違いを避ける方法があると考えます―「事前分析」です。「皆 時々失敗をします」と彼は言います。「事前分析とはどんな失敗が起こりうるのかを事前に考えることなのです。」
クリスティーン・サン・キム: 魅力的な手話の響き
15:17
2015/11/19
芸術家でTEDフェローのクリスティーン・サン・キムは、生まれつき耳が聞こえません。「音」は彼女の人生の一部ではなく、耳が聞こえる人のものだと思うように教えられてきました。作品を作ることで、彼女はアメリカ手話と音楽が似ていることを発見しました。そして、音とは耳からしか理解できないものではなく、触れたり見たり概念として経験できるものだということに気づいたのです。このチャーミングなトークの中で彼女は、目を開き、耳を傾けて「目に見える言葉」という豊かな宝物を分かち合おうと呼びかけます。
アリソン・マッグレガー: 女性にとって医学に危険な面があるのは何故か?
15:29
2015/11/05
20世紀の大部分で、承認され、市場に出回った薬は男性患者にのみ試験され、それが女性に不適切な服薬量や、容認出来ない副作用を引き起こす結果となりました。男女間の重要な生理学的差異は、ようやく最近になって、医学研究において考慮されるようになってきました。救急医療に携わる医師のアリソン・マッグレガーは、これらの差異を研究しています。彼女はこの魅力的なトークの中で、いかに男性モデルが医学研究の枠組みであったか、男女間の差異を理解することが双方の性にとって、より効果的な治療に繋がる可能性があるかという話の裏側にある歴史を語っています。
サンドリン・チュレ: 新しい脳細胞を増やす方法
11:04
2015/10/30
成人の新しい神経細胞は増やせるのでしょうか?神経科学者のサンドリン・チュレは、それは可能だと言います。研究結果に基づいた、私たちの脳の神経新生を促す実践的なアドバイスに従えば、気分良く過ごし、記憶形成を向上し、先々の老化にともなう脳機能低下が予防できます。
シッダールタ・ムカジー: 疾病が薬ではなく細胞によって治療される近未来
17:31
2015/10/28
現在の疾病治療は、6つの言葉に集約される ― 「病気に・なる・薬を・飲む・病原体を・殺す」。これに対してシッダールタ・ムカジー医師は、病気を治癒する方法がすっかり変わってしまうであろう医学の未来を紹介します。
マーティン・ピストリウス: 誰も知らなかったこと ― 私の心はどの様にしてこの世に復活したのか?
14:08
2015/10/23
想像してみて下さい。会話する能力が失われて「お腹が空いた」「痛いよ」「有難う」「愛してる」などと言うことが出来くなったら。周囲に人々がいるのに完全な孤独にさらされ、自分自身の内面の世界に閉じ込められてしまうのです。これがマーティン・ピストリウスが実際に経験した13年間です。12歳の時に、脳感染症によりピストリウスは全ての動きを失い、話すことも出来なり、ついには意識を失いました。まるで亡霊と化したのです。しかし奇跡が起こりました。彼の意識が回復し始めたのです。この感動的なトークで、ピストリウスはどのようにして心の中に封じ込められた人生から自らを解放したのかを語ります。
サミュエル・コーエン: アルツハイマー病は正常な老化ではありません ― それは治ります
07:53
2015/10/16
世界中で4千万人以上の人がアルツハイマー病にかかっています。近い将来に、この数字はさらに大幅に増加するでしょう。100年以上も前に分類されて以来、この病気の治療には進歩が見られません。科学者のサミュエル・コーエンは、彼の研究室からの最近のアルツハイマー病研究の大躍進を紹介し、アルツハイマー病は治癒可能な病気であるとのメッセージを送ります。
BJ・ミラー: 人生を終えるとき本当に大切なこと
19:07
2015/09/30
人生の終わりに、私たちが最も強く願うことは何でしょうか?多くの場合は心の平穏や尊敬、愛でしょう。BJ・ミラーはホスピスの医師で、患者の尊厳に満ちた優美な人生の終わりを創り出す方法について深く考えています。ぜひ時間をとって、死や名誉ある人生についてどう考えるかという大きな問いを投げかけるこのトークを味わってください。
セス・バークレー: ワクチンの開発を執拗に阻むある事実
07:17
2015/09/17
セス・バークレーは、ワクチン市場の現状を展開しながら、世界的脅威となる疫病のワクチン開発が遅れている原因は、その裏にある社会的アンバランスから来る経済的リスクにあると解き明かします。
トニー・ウィス=コレイ: 若い血液で若返る方法 ― まさに文字通り
13:35
2015/09/11
トニー・ウィス=コレイは、加齢が人体、脳にどのようにインパクトを与えているかを研究しています。この耳を疑うばかりのトークで、彼はスタンフォードでの研究や、他の研究者達の新しい研究結果を交えながら、加齢に伴う問題の解決法は、実は私達自身の中に存在するかもしれないと語ります。
アリックス・ジェネラス: アスペルガー症候群である自分の内面との会話をどのように学んだのか
10:27
2015/09/08
アリックス・ジェネラスは、無数のアイデアを持つ若い女性です。科学で賞を取ったり、新技術の開発を支援したり、面白い(ビデオをご覧ください)ジョークを飛ばしたりします。アリックスは、自閉症スペクトラムの1種であるアスペルガー症候群で、コミュニケーションにおける基本的な社会能力に問題があります。そのため、外の世界に自分の考えをどうやって伝えるればよいのか、長年懸命に学んできました。この個人的で愉快なトークで、アリックスは自分の人生と、より多くの人々が自分の大きなアイデアについて話せるツールの構想について話します。
ペイシェンス・ムトゥンジ: レーザー技術でエイズは治せるのか?
04:25
2015/08/14
病気になった際に、錠剤を飲むのは手っ取り早く痛みも伴いませんが、それは、全面的に効果的な治療法とは言えません。なにかもっと効果的な方法はないものだろうか?そうだ、レーザーだ!TED仲間であるペイシェンス・ムトゥンジが、レーザーを用いて、直接薬をエイズウイルスに感染した細胞に送り込むアイデアを熱弁します。まだ初期の段階ですが、この技術が日の目を見る日は来るのでしょうか?
サルヴァトーレ・ヤコネッシ: がん治療をオープンソースで公募したら・・・
10:52
2015/07/16
脳腫瘍と診断されたサルヴァトーレ・ヤコネッシは、受け身な患者 ― 彼自身の定義では「待つだけの人」 ― でいることを拒否。脳スキャン画像をハッキングして手に入れ、インターネットで公開し、世界中あらゆる場所から治療法を公募したところ、医療アドバイスからアート、音楽、心理的サポートまで、何と50万人を超える人々の協力が寄せられたのでした。
ジョハン・ハリ: 「依存症」― 間違いだらけの常識
14:42
2015/07/09
コカインからスマートフォンまで ―「依存症」を引き起こすものとは一体何でしょう?どうしたら依存症を克服できるのでしょう?現在行われている対策が失敗し、愛する人々が薬物中毒に苦しむ様子を自分の目で見てきたジョハン・ハリは、なぜ依存症にこういう対応をするのか、もっと良い方法はないのかと疑問を持ちました。この人類長年の問題ともいえる命題の探求のため、世界を旅して彼が得た意外な捉え方や明るい見通しを、非常に個人的なトークの中で紹介します。
マリーン・マッケーナ: 抗生物質が効かなくなったらどうすればよいのか?
16:59
2015/06/25
ペニシリンは全てを変えました。かつては死に至っていた感染症が、迅速に治療出来るようになったのです。しかし、マリーン・マッケーナがこの真剣なトークの中で語っているように、私たちは、ペニシリンと後継の抗生物質によって獲得した利点を無駄遣いしてしまいました。耐性菌の存在は、私たちが「抗生物質以後の世界」に入りつつあることを意味しています。それは快い世界ではありません。しかしながら、私たちには出来る事があるのです・・・今すぐに始めるのであれば。
スティーヴ・シルバーマン: 忘れられていた自閉症の歴史
13:48
2015/06/17
数十年前には、自閉症について聞いたことのある小児科医はほとんどいませんでした。1975年には、自閉症の子供は5千人に1人と推定されていたのです。ところが現在、68人に1人が自閉症スペクトラムに該当します。この急激な増加は何によって引き起こされたのでしょうか?スティーヴ・シルバーマンは「自閉症啓発の一大旋風」、すなわち、より開かれた見方をとった2人の医師と、予期せぬポップカルチャーの出現、そして、新しい臨床検査の組み合わせによるものだと指摘します。しかしこれを本当によく理解するためには、オーストラリアの医師ハンス・アスペルガーまでさかのぼる必要があります。彼は1944年に先駆的な論文を発表しました。ところが、その論文が時と共に埋もれてしまったために、それ以降、自閉症には誤解がまとわりつくようになったのです。
ドナルド・ホフマン: 我々には現実がありのままに見えているのか?
21:50
2015/06/11
認知科学者のドナルド・ホフマンは、大きな謎の解明を試みています。我々の脳は、現実の世界をあるがままに認識しているのか、それとも、必要に応じて変更が加えられているのか?彼はこのちょっと驚かされるトークで、我々の心が、現実をどのように再構築しているのかという、彼の考えを紹介します。
ローラ・シュルツ: 驚くほど論理的な、赤ちゃんの心
20:19
2015/06/02
赤ちゃんはどうやって、わずかな材料から多くのことを非常に速く学ぶのでしょうか。認知科学者ローラ・シュルツは、面白い話の中で多くの実験を紹介しながら、赤ちゃんたちがしゃべり始めるずっと前から、驚くほど強力な論理感覚を駆使して決断を下す姿を明らかにしていきます。
コスミン・ミハイユ: 退屈な理学療法の代わりにゲームをしよう
05:57
2015/05/19
あなたは怪我をして、1時間の理学療法を受け帰宅の途についています。成果が出るまでに長い時間がかかるややこしい運動なんて、できればやりたくありません。TEDフェローのコスミン・ミハイユが、退屈な理学療法の運動を分かりやすいテレビゲームに変えるという、面白くてお金のかからない方法をデモンストレーションします。
タル・ダニノ: 細菌を使ってガンの早期発見と治療を
04:11
2015/05/07
合成生物学者のタル・ダニノは、最も発見が難しいガンの1つ肝臓ガンに関して、主流から離れた考えを持っています。それは、プログラムされた細菌の内服で、肝臓ガンを検出できるようにするというものです。彼は、細菌に関して私たちがやっと理解し始めた事を用いています。クオラムセンシングでの細菌の効力、また、一旦、細菌濃度が臨界値に達すると、細菌が協働し合う性質を利用することです。TEDフェローのダニノは、クオラムセンシングがどのように働くのかを説明し、細菌が巧妙に相互作用する性質を利用する事で、ガン治療を変える日が来るだろうと語ります。
ソフィー・スコット: なぜ私たちは笑うのか
17:08
2015/04/30
人は独りでいる時より、誰かと一緒の時の方が、30倍も多く笑うことを知っていましたか?認知神経科学者のソフィー・スコットによる、早口でアクション満載、そして、もちろん笑いの渦を巻き起こすトークが、笑いの科学に関する驚くべき事実を教えてくれます。