教養と教育 (2)

マニュエル・リマ: 人類の知識を表す視覚的表現の歴史
12:49
2015/09/10
知識とは、どのように増えていくのでしょうか?知識は、最初は1つの洞察から始まり、どんどん枝分かれしていくことがあります。インフォグラフィックの専門家マニュエル・リマが追究するのは、千年に渡るデータ・マッピングの歴史、すなわちツリー構造を使って言語から王朝に至る情報を表現してきた歴史です。これは魅力あふれる視覚化の歴史であり、知識を表そうとする人間の衝動が垣間見えるのです。
ユバル・ノア・ハラーリ: 人類の台頭はいかにして起こったか?
17:08
2015/07/24
7万年前、人類の祖先は取るに足らない程のちっぽけな存在で、アフリカ大陸の片隅で他の動物と同様、ただ生きるのに精一杯でした。しかし、今や人類が地球を支配しているということに異を唱える人はほぼいないでしょう。地球全土において、ほか全ての動物の運命(ひょっとしたら地球自体の運命さえも)を左右しています。いかにして、そんなちっぽけな存在から地球を支配するような存在に至ったのか?歴史学者のユバル氏が、人類が台頭したその驚くべき理由を提示します。
リンダ・クリアット=ウェイマン: 荒れた学校を立て直すには ― 取り組みの先頭に立ち、全力で愛する
17:07
2015/06/05
リンダ・クリアット=ウェイマンは、意欲満々でノースフィラデルフィアの崩壊しかけた学校に新任の校長として赴任します。しかし間もなく、それは思った以上に複雑な課題だと気付かされます。彼女は溢れる情熱をもって、「危険な底辺校」に分類される3つの学校の立て直しに用いた3つの原則について語ります。彼女の恐れることのない指導の決意、何があろうと生徒たちを愛するという決意は、あらゆる分野の指導者の模範となるものです。
ニック・ボストロム: コンピュータが人間より知的になったとき何が起きるか?
16:31
2015/04/27
人工知能は、飛躍的に知的になっています。ある研究は、今世紀中に人工知能が人間並みに知的になると示唆しています。「機械の知性は、人類が発明する必要のある最後のものになる」とニック・ボストロムは言います。哲学者であり技術の研究者でもある彼は、我々が構築しつつある考える機械が動かす世界のことをよく考えるよう求めています。我々の作り出す知的な機械は、人類とその価値を守る助けとなるのか、それともそれ自身の思惑を持つようになるのでしょうか?
フレディ・ペセレリ: 「消えた人」を法人類学で取り戻す
08:44
2015/01/08
36年に渡るグアテマラの内戦では、20万人もの民間人が殺され、4万人以上が未だに見つかっていません。法人類学者の先駆けであるフレディ・ペセレリとチームは、DNAと考古学と証言を用いて、愛する人の遺体を家族の元に取り戻す手助けをしています。現実を思い知らされる作業ですが、これによって心の平安と、時には正義がもたらされているのです。
エリン・マッキーン: さあ、新しい言葉を作りだそう!
06:56
2014/12/22
辞書編纂者のエリン・マッキーンは、TEDYouthでの楽しいショートトークで、若者たちに向けて、今ある言葉ではうまくいかない時に新しい言葉を作ることを勧める・・・いや、作るように応援します。彼女は「複合」から「動詞化」まで、英語で新しい言葉を作る6つの方法を挙げます。新しい言葉を作る目的は、自分の意図をよりよく表現できるように言葉を改良し、お互いを理解する方法をより多く生み出すためなのです。
ピコ・アイヤー: 静かに佇むということ
15:41
2014/11/26
紀行作家のピコ・アイヤーが最も訪れたい場所はどこでしょうか?答えは「どこにも行かない」です。直感に反する答えから始まる叙情詩的な語りで、アイヤーはあえて時間をかけて静かに佇むことで得られる素晴らしい見識について語ります。常に動き回り、気が散ってしまう現代において、私たちが1日の数分、季節ごとの数日間をかけて自らの心の声を聞く方法について紹介します。せわしない日常に疲れた方は一息ついてご覧ください。
マーク・プロトキン: アマゾンの人々が知っている我々の知らないこと
16:35
2014/11/24
「アマゾンの熱帯雨林で最も絶滅の危機に瀕しているのは、ジャガーでもなければオウギワシでもなく、未接触部族である」とマーク・プロトキンは言います。情熱的でハッとさせられるこの講演で、民族植物学者の彼が、森に住む原住民やシャーマンが治療に使う驚くべき薬草の世界へと私たちを誘ってくれます。そして、未接触部族に迫る問題や危機、彼らの知恵を描き出し、このかけがえのない知の宝庫を守る必要を訴えます。
マイケル・グリーン: 社会進歩指数があなたの国を暴く
15:00
2014/11/11
国内総生産はよく「神から与えられた十戒の石板」のように言われます。しかし、それは1920年代に考案された物にすぎません。私達には21世紀に適合する、もっと有用な測るための新たなツール「社会進歩指数」が必要であるとマイケル・グリーンは語ります。ウィットに富んだ方法で、彼はこの社会を測るツールが、どのように実際の物事の3つの局面に関わっているか見せてくれます。そして、あなたが社会進歩指数を使うと劇的な再構成が起こることを明らかにします。
フレッド・スワニカー: アフリカを荒廃させた指導者とアフリカを回復させる世代
13:30
2014/10/21
18歳になるまでにフレッド・スワニカーは、ガーナ、ガンビア、ボツワナ、ジンバブエで暮らしてきました。アフリカの色々な国で暮らした子ども時代に学んだことは、社会制度がしっかりした社会では優れた指導者でもさほど大きな違いを生み出せませんが、社会制度の整わない国では、指導者が国を築きもできれば壊すこともできるということです。スワニカーは、異なる世代のアフリカの指導者に目を向け、未来の指導者をいかに育てるかという構想を熱っぽく語ります。
スーザン・エトリンガー: ビッグデータにどう向き合うべきか?
12:27
2014/10/20
あるデータのおかげで、心地よい気持ちになれますか?より成功していると感じることができますか?だとしたら、あなたのそのデータの解釈は間違っている可能性が高いでしょう。この驚くほど心を揺さぶられるトークで、スーザン・エトリンガーは、より多くのデータを手にすればするほどに、私たちの批判的に考える能力もまた深められなければならない理由を説明してくれます。なぜなら、単に物を数えるところを超えて、それらを本当に理解するところまで到達するのは、とても難しいのです。
ディリップ・ラーサ: 海外送金は世界経済の隠れた力
17:03
2014/10/09
2013年に国際移民が家族や友人に送金した金額は4130億ドルにのぼり、これは世界の開発援助資金の合計(約1350億ドル)の3倍に相当します。この海外送金という資金は受け手の人生に大きな変化をもたらし、多くの国の経済に大きなインパクトを与えます。エコノミストのディリップ・ラーサは、この「思いやりに包まれたお金」の有用性とともに、運用上・規制上の障壁によってなぜ有効に活用されていないか説明します。
トマ・ピケティ: 21世紀の資本論についての新たな考察
21:04
2014/10/06
仏人経済学者、トマ・ピケティは2014年初頭のセンセーショナルな著作の中で、経済格差を表す単純にして冷酷な公式を示しました。それは、「r > g」(すなわち「資本収益率>経済成長」を表します)。彼は膨大なデータセットを使って、経済格差は新しい現象では無いものの更に悪化し続けており、社会の根幹を揺るがす衝撃をもたらす可能性がある、と結論づけています。
ケネス・ツーケル: ビックデータはより良いデータ
15:55
2014/09/23
自動運転車は始まったばかりです。ビックデータが牽引する技術やデザインの未来はどうなるのでしょうか?ワクワクする科学的なトークで、ケネス・ツーケルは機械学習や人間の知識などの今後を検証します。
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング: 世界について無知にならないために
19:09
2014/09/11
あなたは世界のことをどれほど知っていますか?ハンス・ロスリングが、彼の有名な世界の人口、保健、収入のグラフ(それにすごく長い差し棒)を使って、統計的に言ってみんな知っているつもりでいて全然間違っている可能性が高い問題を例示します。ハンスがクイズで聴衆を楽しませた後は、ハンスの息子のオーラが無知を減らすための4つの方法を示します。
ジム・ホルト: 宇宙はどうして存在するのか?
17:21
2014/09/02
「無」の替わりに、なぜいつも何かが「ある」のでしょうか?すなわち、宇宙はどうして存在するのか?(そして何故、私たちはその中に居るのか?)哲学者であり作家のジム・ホルトはこの問いかけを追いかけます ― 3つ、あるいは4つの有力な答えを、あるいは「無」を求めて。
サー・マーティン・リース: 今世紀、我々は人類の終わりを回避できるか
06:56
2014/08/25
人のいない人類文明終焉後の地球、それはテレビや映画のSF物語のようです。しかし、この驚愕の短いトークの中で、サー・マーティン・リースは、人類の存在を脅かす、考え得る最悪の惨事は何かを考えるよう訴えかけます。自然か、それとも人工的な脅威が人類を抹消してしまうのだろうか、と当事者の人類の一員として私達に問いかけます。
フバタス・クナーベ: 諜報国家のやましい秘密
19:38
2014/08/06
シュタージとして知られている、東ドイツの国家安全保障機関の深い闇の世界へとご案内します。1989年にベルリンの壁が崩壊するまで、シュタージは独特かつ強力な方法で市民を偵察し、諜報システムと精神的圧力で、国を数十年間陰で操りました。フバタス・クナーベは、自分の行動を調べたシュタージについて研究しています。彼は諜報国家が陥落するまでの驚愕の真実を詳細に語り、人々がいとも簡単に隣人の敵と成り得たかについて紹介します。
シャイ・レシェフ: 超・低コストでとれる大学の学位
10:52
2014/08/04
オンラインの「ユニバーシティ・オブ・ザ・ピープル」では、高卒の人なら誰でも経営学又はコンピュータサイエンスの学位に向けて授業を受講することができます ― 標準的な授業料は不要です(ただし試験は有料です)。創立者のシャイ・レシェフ氏は、高等教育が「少数の人の特権からすべての人にとっての権利であり、手頃でアクセスしやすいもの」へと変化することを期待しています。
デイヴィッド・チャーマーズ: あなたは意識をどう説明しますか?
18:37
2014/07/14
哲学者のデイヴィッド・チャーマーズは、「意識は私たちの実存における重要な側面である」と言います。「意識以上に私たちがより直接的に知っているものはありません…しかし、同時に宇宙において最も神秘的な現象でもあるのです。」チャーマーズは私たちの頭の中で再生されている映画について考える方法をいくつか教えてくれます。
レナータ・サレーツル: 選択に対する不健全な執着
15:02
2014/07/09
次々に直面する選択の機会に、私たちは選択を間違えているのではと不安になったり、罪悪感を抱いたり、力が足りないことを悔やんだりしています。しかし、哲学者のレナータ・サレーツルは問いかけます。個人の選択のせいで、私たちはより重要な、社会として考えることから目を背けていないでしょうか?個人的な選択を深刻に考えるのはやめて、みんなで選択することを中心に据えようという大胆な要請です。
ルース・チャン: 難しい選択の仕方
14:41
2014/06/18
このトークであなたの人生は本当に変わるかもしれません。どちらの職業を選ぼうか?別れるべきか、結婚するべきか?どこに住もう?こうした重要な決断は難しく、なかなか決められないものです。しかしそれは考え方が間違っているからなのだと、哲学者のルース・チャンは言います。彼女が提案するのは、本当の自分を確立するための、説得力のある新たな枠組みです。
アン・カーザン: 言葉が「本物」になる条件
17:13
2014/06/17
「hangry」「defriend」「adorkable」などの俗語は、たとえ辞書に載っていなくても、英語という言語の意味における重大な不足を補っていると言えます。結局のところ、どの語を辞書に収録するか決めているのは誰なのでしょう?歴史言語学者のアン・カーザンは、辞書作りの舞台裏にいる人たちに目を向け、彼らが絶えず行っている選択を魅力的に紹介してくれます。
クワメ・アンソニー・アッピア: 宗教は良いものか 悪いものか?(これは引っかけ問題です)
14:40
2014/06/16
宗教の名の下に良いことがたくさん行われていますが、悪いこともたくさん行われています。ただ、正確なところ、宗教とは何でしょうか?それ自体が良いものだったり、悪いものだったりするのでしょうか?哲学者クワメ・アンソニー・アッピアが披露するのは、寛容でびっくりするような見方です。
デイヴィッド・エプスタイン: アスリート達は本当により速く、強くなっているのだろうか?
2014/04/29
過去数十年のスポーツでの競技実績を見ると、まるで人間のあらゆる運動能力が進化して来たかのような印象を受けます。デイヴィッド・エプスタインは、この爽快で反直感的なトークで、私達が自画自賛を思いとどまるべき理由を指摘します。様々な要因が重なり新記録に貢献して来ました ― 人に本来備わる能力の発達はそのほんの一部なのです。
デイビット・ブルックス: 人生の集約は、履歴書と追悼文のどちらに?
05:01
2014/04/14
「誰しも2つの自己をもっている」とデイビット・ブルックスは、トークの中で語ります。社会的成功を熱望する一方、もう一人の自分は、死後、讃えられる価値、コミュニティや人との繋がりの中での愛を、求めて生きています。(ジョセフ・ソロヴェイチックは、これらの自己を「アダム1」と「アダム2」と呼んでいる。)ブルックスは、「あなたは、この2つの自己をバランスよく保ていますか?」と問いかけています。
クリス・エムディン: 教師に魔法を教えよう
06:54
2014/04/08
ラップコンサート、床屋での粋なジョーク、そして日曜の礼拝。これらの共通点とは?そこには、人々を魅了すると同時に教え方について秘密の魔法がある―そしてその技術は教師に伝えらえることが殆ど無い―とクリス・エムディンは言います。この科学唱道者(かつ、ウータン・クランの一員 GZAとのプロジェクト「サイエンス・ジーニアスB.A.T.T.L.E.S.」の共同創始者)は、再び教室を蘇らせるための未来図を提唱します。
スティーブン・ピンカー、レベッカ・ニューバーガー・ゴールドスタイン: 遠くまで及ぶ理性
15:23
2014/03/17
TED初、ソクラテス的対話アニメーション!政治と文化が非合理に支配されたように見えるこの時代に、理性的な思考は力を失ったのでしょうか?心理学者スティーブン・ピンカーを、哲学者レベッカ・ニューバーガー・ゴールドスタインが少しずつ、鮮やかに説得していく様子をご覧ください。彼女が説くのは、たとえ影響力が浸透するまで時に数世代を要するとしても、理性が実際に人間の倫理観の進歩を促す主要な要素だという点です。この対話はTEDで収録し、Cognitiveが細部にわたって見事な、時に笑いを誘うアニメーションを作成しました。
マイケル・メトカーフ: 援助金が必要なら印刷しよう
14:24
2014/02/26
金融危機の際には連邦準備銀行、イングランド銀行、日本銀行はあわせて3兆7千億ドルを創出しました。中央銀行だけでなく投資家にも資産買入れを勧めるためです。これを受けてマイケル・メトカーフは思い切った提案をします。中央銀行は国際援助のために同様な紙幣発行をインフレのリスクなしに行うことはできないのでしょうか?
デヴィッド・パットナム: メディアに注意義務はあるか
10:41
2014/02/10
この思慮に富んだトークの中で、デヴィッド・パットナムは、メディアに関する大きな問題を投げかけます。メディアは、見識ある市民を生み出すことを道徳的に要請されているのか。それとも、他のビジネスと同様、あらゆる手段で利益を追求して構わないのか。利益と責任のバランスを取るための彼の答えは大胆で、賛成できないかもしれません。(TEDxHousesofParliamentにて撮影)