芸術とカルチャー (2)

チップ・キッド: デザインと日常における第一印象
18:53
2015/06/23
装丁家のチップ・キッドは、私達が最初の見た目から判断することが、どれほど多いかよく心得ています。楽しく軽快なこの講演で、キッドはデザイナーが瞬時にメッセージを伝えるためによく使う「明快さとミステリー」の手法を伝授し、それが、いつ、どうして、どのように作用するのか解説します。美しく役立つデザインを称え、残念な作品をこき下ろし、自らの代表的な表紙デザインを生んだ思考過程を明かします。
ラトーヤ・ルビー・フレージャー: 産業国家アメリカの不平等ビジュアル・ヒストリー
05:03
2015/06/18
ラトーヤ・ルビー・フレージャーは、ペンシルバニア州ブラッドドックで12年間に渡り、友人や隣人そして家族の写真を撮り続けてきました。そして彼女の写真は、最近「ラストベルトの再興」のシンボルとして語られるこの鉄鋼業の街の別の物語を私たちに見せてくれます。それは不平等と環境汚染が実際に与えた影響です。TEDフェローによる短いけれどもパワフルなトークでは、隠された世界が個人的な体験を通じて語られます。
リー・モコベ: 迫真の詩 ― トランスジェンダーでいることはどういう気持ちか
04:21
2015/06/12
アイデンティティーと過渡期という胸を揺さぶる詩的な探究の中、「私は解剖学の謎で、訊かれても答えられない疑問だった」と、TEDフェローで詩人のリー・モコベは言います。それは、自身の身体への洞察に富んだ内観と、それに注がれる意義なのです。
トニー・ファデル: デザイン最大の秘密...気付く事
16:41
2015/06/03
人は「そういうものなのだ」とすぐに慣れていきます。でもデザイナーにとっては、「そういうものなのだ」こそがチャンスです。もっと良くなるのでは?どうやって?この楽しく軽快なトークでは、iPodやNestサーモスタットの仕掛人が変化に気付き、さらに加速させる上でのコツを伝授します。
ジミー・ネルソン: 消えゆく民族の華麗なる肖像
17:18
2015/05/29
ジミー・ネルソンが、チュクチ族の写真を撮るためにシベリアを訪れた時、老人たちはこう言いました。「お前にわしらの写真は撮れない。待て。お前がわしらと知り合い、わしらをよく理解できるまで待つんだ」。多くの華麗な写真に満ちたこのトークで、ネルソンの冒険に加わってください。それは、世界の消えゆく部族や文化を驚くような肖像写真に収めることによって、世界や他者、あるいは彼自身を理解するための旅だったのです。
クリス・バーカード: 凍て付く海でサーフィンをする喜び
09:42
2015/05/22
追いかける価値があるものにはほんの少しだけ苦しみが必要だ、とサーフィン写真家のクリス・バーカードは言います。そして、極寒かつ僻地の海で撮影された驚くべき写真と共に、平凡への革命について語ります。
ローマン・マーズ: 街の旗が、誰にも気づかれない最悪のデザインになる理由
18:18
2015/05/14
ローマン・マーズは、旗に取り憑かれていますが、このトークを聞けば、あなたもそうなるかもしれません。旗は、どこにでも見られる市民の誇りの象徴ですが、デザインが酷い場合も多いのです。でも、これをそのままにしておく手はありません。旗の研究、「旗章学」に関する、驚くような面白い話を通して、マーズは、旗をデザインする時の5つの基本原則を明らかにします。そして、その原則が、ほぼあらゆるデザインに当てはまる理由を教えてくれます。
エローラ・ハーディー: 魅惑のバンブーハウス ― 竹の建築
10:17
2015/05/12
こんな建物を見たことがあるでしょうか ― エローラ・ハーディーのチームが建てた素晴らしい竹の家々です。どこから見ても、バリの風を感じさせ、曲線や驚きであふれています。竹の不思議さに魅了された彼らは、過去の習わしに挑戦をします。一つとして同じ竹はありません。ですから、すべての家や橋、バスルームに至るまで見事にユニークです。この美しく、夢中にさせる講演で、エローラは、持続的な資源であると共に創造の可能性を秘めた竹について語ります。「自らルールを作り出さないといけなかった」と彼女は言います。
クリント・スミス: アメリカで黒人の息子を育てる方法
05:12
2015/04/23
子供のとき、両親や先生から奇妙に思えるアドバイスや、混乱させられるような助言を受けたことが誰しもあるでしょう。幼いクリント・スミスにとっては、この経験はある晩の出来事に集約されています。彼が暗い駐車場で、白人の友達と一緒に水鉄砲で遊んでいたときのことです。この心に深く訴えるトークで、詩人であるクリント・スミスは、彼の父親が見せた怒りと恐れに満ちた反応について描写します。
クリス・ミルク: 仮想現実が究極の感情移入マシーンを作り出すまで
10:25
2015/04/22
クリス・ミルクは、最先端の技術を利用して、人を楽しませ魅了する驚異的な映像を制作しています。でも、ミルクにとって、制作活動の根底には常に「人間の物語」という動機が存在します。魅力あふれるこのショート・トークで彼が紹介してくれるのは、カニエ・ウェストやアーケイド・ファイアといったミュージシャンとのコラボレーションの一部です。それから、彼の最新作となる、仮想現実を使った目も眩むような実験的作品について説明してくれます。
手塚貴晴: 他に例を見ない最高の幼稚園
09:51
2015/04/14
東京にあるこの幼稚園では、5才の子供たちが交通渋滞を引き起こしたり、サンタクロースのための窓があったり・・・。建築家の手塚貴晴氏が設計した、世界で最も素晴らしい幼稚園です。この魅力的なトークで、彼が皆さんを案内するのは、子供が子供らしくなれる設計です。
バラット・アリ・バトー: 密入国斡旋人との絶望の旅
10:40
2015/04/10
報道写真家のバラット・アリ・バトーはアフガニスタンに住んでいましたが、その仕事が危険を招き、国を脱出しなければならなくなりました。バトーは、ハザーラ人 ― 歴史的に国を追われた民族 ― でしたが、彼自身も、パキスタンへと脱出することになったのです。しかし、そこさえも危険だったのです。安全な場所を求める旅は、飛行機のチケットを買えばよいという容易なものではなく、彼は密入国斡旋人にお金を払い、船で亡命をしようとする移民者の一群に加わりました。彼の鮮烈な写真が、厳しい海の旅の様子を伝えます。
ボニファス・ムワンギ: 私が1人で立ち上がった日
07:24
2015/04/03
写真家のボニファス・ムワンギは、祖国ケニアでの汚職に抗議したいと願っていました。そこで計画を立てます ― 人々が多く集まる公の場で、友人と共に立ち上がり、野次を飛ばそうと。しかし、その時が来ると自分一人しかいませんでした。彼は語ります。そこで起きたことによって、真の自分の存在意義が見出せたのだと。彼は、「人生には最も重要な日が2度ある。生まれた日と、生まれた理由を見出す日なのだ」と言います。写真も紹介します。
アリソン・キリング: より良い死を迎えるために、建築ができること
04:43
2015/03/30
この短くも刺激的な講演で、建築家のアリソン・キリングが焦点を当てるのは、墓地や病院、家といった私たちが死を迎える建物です。死の迎え方が変わりつつある今、死にゆく場所としての建物のあり方も変わるべきではないのか ― アリソンは、私たちの街や生活の隠れた面に着目し、思いもつかないような素敵な見方を提示します。
シアスター・ゲイツ: イマジネーション、美、芸術で地域に活力を吹き込む
16:56
2015/03/26
陶芸師シアスター・ゲイツは、シカゴのサウスサイドの忌むべき状況を変えたいと社会活動家となりました。廃屋を生まれ変わらせコミュニティハブを作り、そこに住む人々を繋げ、インスピレーションを生み、そして新たな居住者も惹き寄せるのです。この真摯なトークで、ゲイツは彼の「小さなヴェルサイユ宮殿」をシカゴに作るという情熱を説明し、文化がどんな場所でもどんな市でも生まれ変わらせる為のカタリストと成り得るという彼の熱い信念を語ります。
マーク・クシュナー: あなたが作る建築の未来
18:09
2015/03/10
マーク・クシュナーは、建築とは計算や都市計画ではなく、理屈抜きの感情であると言います。大胆でユーモアに富んだ講演の中で、クシュナーは、過去30年間の建築の歴史を駆け抜け、一度は遠ざかってしまった大衆が、どのようにしてデザインの過程に必要不可欠な存在になったのかを語ります。ソーシャルメディアのおかげで、建築家たちは数年先の建物の完成を待たずして、設計した建物の感想を耳にすることができるようになりました。その結果はいかに?建築がかつてないほど私たちに近い存在になります。
ハリー・ベーカー: 愛の詩 ― “孤独な素数たちへ”
14:02
2015/03/04
パフォーマンス詩人(兼・数学専攻の学生)のハリー・ベーカーは、彼の好きな数 ― 孤独で、愛に悩める“素数”について愛の詩を披露します。さらに、チャーミングな詩人の、生き生きと活力に満ちた詩2編もお楽しみください。
ローラ・ブシュナク: 女性には読書に勇気がいる社会
05:09
2015/02/18
世界の地域によっては、女性の半数は基本的な読み書きができません。理由は様々ですが、多くの場合、父親や夫、時には母親までもが、女に読み書きは必要ないと思っているためです。TEDフェローの写真家ローラ・ブシュナクは、イエメン、エジプト、チュニジアといった国々を巡り、女子学生、政治活動家、60歳の母親など、そのような趨勢と戦っている勇気ある女性たちに光を当てています。
ブライアン・デットマー: 古びた本が繊細なアートに生まれ変わる時
06:10
2015/02/06
この情報化の時代に、時代遅れの百科事典など何に使うのでしょう?アーティストのブライアン・デットマーは、デザインナイフと優れたリミックスを見分ける眼を活かして、古い本に新たな命を吹き込み、美しく、意表をつく彫刻作品を作っています。
バサーム・タリク: 多様で美しい、ムスリムとしての生き方
04:42
2015/01/30
バサーム・タリクは、ブロガーで映画監督でハラールの肉屋です。でも、1本の糸が彼の仕事を結びつけています。それは、多様性と人間味あふれる個々の経験に対する喜びです。彼はこの魅力的な話を通して、彼が監督した映画『These Birds Walk』の映像と、『30日間30モスク』からの写真を紹介してくれます。そして誰もが持っている、複雑さの中にある美に思いを馳せるよう促しています。
マンダノ: ゴミ収集カート、改造大作戦?
05:26
2014/12/19
ブラジルでは、「カタドール」と呼ばれる人たちが、リサイクル用品やがらくたを集めて回ります。彼らは、誰もが得をする必要不可欠な仕事をしている一方で、道端を練り歩いていても、誰にも気を留めてもらえません。TEDフェローであるグラフィティアーティストのマンダノ氏の世界へようこそ。彼は、素晴らしいプレゼンテーションを通して、「ゴミ収集カート、改造大作戦?」というプロジェクトを紹介します。これは、素晴らしい貢献をしてくれている勇者のカートを、ユーモア満載の美しいものに変えてしまおう!というプロジェクトで、世界中を席巻しつつあります。
トーマス・ヘルム: 世界で一番退屈なテレビ番組がやみつきになる理由
18:10
2014/12/10
スローフードというのは聞いたことあるけど、スローテレビですって?この愉快な講演では、ノルウェーのテレビプロデューサーであるトーマス・ヘルムが、とても長くて退屈な出来事を、時には生で放送するようになって、しかもその番組に夢中になる視聴者がたくさん現れたいきさつを話してくれます。これまでに放送されたのは7時間の列車の旅、18時間の魚釣り、ノルウェー沿岸をたどるフェリーでの5日半の航海など。結果として生まれたのは美しくも魅惑的な番組です。本当ですって!
アナスタシア・テイラー=リンド: 闘う男たちと悲しむ女たち ― ウクライナ革命にて
06:09
2014/12/09
「男たちは闘い、女たちは彼らを悼む」、これは写真家のアナスタシア・テイラー=リンドの言葉です。ウクライナのマイダンで起きたデモで撮影した、飾り気のない印象的な写真を通して、TEDフェローである彼女が、革命の中で捉えた人々の親密な表情を紹介します。これは恐ろしくも美しい話なのです。
ヴィンセント・ムーン、ナナ・ヴァスコンセロス: 世界に潜む音楽の儀式
24:17
2014/11/14
フランスの映像作家ヴィンセント・ムーンは、リュックとノートパソコンとカメラだけを持って世界中を旅します。彼は、エレベーター内のアーケイド・ファイア、アパートのキッチンのボン・イヴェール、そしてワンテイクで撮ったチェチェンのスーフィーの儀式や、ペルーのアヤワスカの儀式の映像を撮影してきました。ここで彼が説明するのは、人々が映像と音楽によって、自分たちの文化を新たな視点から捉えるようになる様子です。それに続いて、ジャズ界の巨匠ナナ・ヴァスコンセロスがパフォーマンスを披露します。
ハース&ハーン: 色を塗って地域を変えるには
11:27
2014/11/07
アーティストのイェロン・クールハースとドレ・ウルハーンは、地域全体をペンキで塗装し、住民を巻き込みながらコミュニティ・アートを作っています。場所はリオデジャネイロのファヴェーラから、ノース・フィラデルフィアの街並みにまで及びます。どうして彼らのプロジェクトは成功したのでしょうか?この面白く感動的な話を通して2人が説明しているのは、アート優先のアプローチについて、そして、ご近所を誘ってバーベキューをすることの大切さです。
アレハンドロ・アラヴェナ: 私の建築哲学 ― コミュニティが参加するプロセスを
15:53
2014/11/06
10年前、チリで100家族が住める住居の建設を依頼された際、アレハンドロ・アラヴェナ氏は珍しいことに着目しました。貧民街やスラム街に息づく知恵です。小さな住居空間がひしめく大きなビルを建てるよりも、柔軟性に富んだ「ハーフ・ホーム」を提案し、各家庭が住まいを拡張していけるようにしました。問題は複雑でしたが、当事者たちが協力するという、実にシンプルなソリューションを考え出すことに成功。アラヴェナ氏は、黒板とチョークを使い、彼のデザインの美しい写真を見せながら、3つのプロジェクトを紹介しています。その紹介を通して、新しい角度から物事を考え直すことで、大きなメリットをともなった見事なデザインが可能になることが明らかになっていきます。
キトラ・カハナ: 自由に空を舞う閉じ込め症候群の父
12:42
2014/10/17
2011年、ロニー・カハナは重い脳卒中を発症しました。その結果、閉じ込め症候群を患い、目を除いて完全な麻痺状態になりました。普通なら精神がおかしくなりそうな状況で、カハナは「外部の雑音が消えていく中で安らぎを見出し、新たな人生と体に恋をした」と言います。厳粛で感情に訴える講演の中で、娘のキトラが、ロニーが絶望的に見える状況下で、人々を導いたスピリチュアルな経験を、どのように記録したか話します。
モシェ・サフディ: アパート建築を改革する
05:50
2014/09/26
1967年、モシェ・サフディは画一的なアパート建築をつくり変え、各ユニットが前例の無いような開放感を提供する「アビタ67(Habitat 67)」を発表しました。50年近く経ったいま、彼はこのタイプの建物の必要性が今まで以上に高まっていると信じています。この短いトークの中で、サフディは高層建築の代わりに光が稠密な都市に浸透するような様々な建築プロジェクトの概観を紹介します。
イーマン・ムハンマド: 語られなかった話を語る勇気
04:16
2014/09/24
イーマン・ムハンマドは、ガザ地区の数少ない女性報道写真家です。男性の同僚の多くから、あからさまな嫌がらせを受けつつも、彼女は男性に禁じられた場所を初めて取材することができました。短くも視覚に訴えるトークの中で、彼女は語られることのなかった話に光を当てることによって、パレスチナの社会に存在する性差別を批判します。
マック・バーネット: 良い本が秘密の扉である理由
17:03
2014/09/17
幼少期は非現実的です。だとすれば、子どもの本もそうあるべきです。受賞作家マック・バーネットは、奇想天外な講演の中で、実際に物語の中のクジラに話しかける子どもたちの話を交えながら、物語を書くことは本のページから逃げ出し、芸術という扉の向こうの不思議な世界に入り込むことだと語ります。