TED日本語一覧 (2)

ヘレン・ピアソン: 人間の成長・発達に関する最も長期に渡る研究から得た教訓
12:25
2017/10/23
過去70年に渡って、イギリスの科学者達は何千人もの子供達の人生を追跡調査し、健康的で幸せに暮らす人と苦労する人に分かれる原因を探ってきました。この調査は世界でも最も長期に渡る人間の成長・発達に関する研究であり、人間に関する地球上で最も充実した研究で、私達の生き方や学び方、子育ての仕方に変化を与えています。科学ジャーナリストのヘレン・ピアソンが、この注目に値する研究を検討しながら、生き方やより良い子育てに関する重要な発見と、純然たる真実を語ります。
ユナ・リー: 北朝鮮での拘束生活で、見えてきたもの
11:59
2017/10/20
2009年3月、記者のユナ・リーとローラ・リンは中朝国境でドキュメンタリーの撮影をしているとき、北朝鮮兵に拘束されました。裁判所は労働教化刑12年を言い渡しましたが、アメリカ外交筋の交渉で2人は最終的に解放されました。この驚きと人間味にあふれるトークで、リーは拘置所で「敵」として過ごした140日間の経験を共有し、看守たちのささやかながら人間らしい素振りに支えられたことを語ります。
サラ・デウィット: スクリーンと向き合う子供達に対する3つの不安 ― 何故それが真実ではないのか
11:51
2017/10/19
私達は1日に50回もスマホをチェックするのに、子供達がそれで遊ぶ時には神経質になってしまいます。スクリーンが児童期を台無しにしているのでしょうか?子供のメディア専門家であるサラ・デウィットはそうではないと言います。このトークを聞けば、夕食の支度をする間子供にタブレットを渡す時の罪悪感が少し減るかもしれません。デウィットは、デバイスを使う子供達を私達大人がワクワクしながら眺める未来を思い描きます。また、新たなテクノロジーによって子供達が成長し、繋がり合い、学ぶことができる様子を私達に見せてくれます。
アナ・ヘリンガー: 泥壁の建物の温もりと知恵
13:01
2017/10/17
「私たちは自然からたくさんの資源を無償で与えてもらっています ― 必要なのはそれを見つける感受性と使いこなす創造性なのです」建築家のアナ・ヘリンガーはそう語ります。ヘリンガーは中国、スイスからバングラデシュやさらに多くの土地で、泥や竹などの「ローテク」と言える材料を使っています。畏敬の念を起こさせるような学校、洗練されたオフィスや居心地のよい憩いの場所 ― 全てが自然から生まれた材料で建てられた場所に、このトークを聞きながら見学に行ってみてください。
フリオ・ヒル: 未来の技術で、どこでもシティライフの恩恵を
11:07
2017/10/16
未来は都市生活へと向かいつつある、という予測を信じてはいけません。実際には都市化の流れは終焉を迎えようとしており、AR(拡張現実)や自動配達、オフグリッド電源やその他の技術の急速な進歩によって、間もなく人々は田舎に住み、働くことを選択するようになるだろうと、物流の専門家フリオ・ヒルは言います。先進的なトークを聞きながら、大都市の外に目を向け、田舎暮らしの長所について考えてみましょう。
アニンディヤ・クンドゥ: 学生が障壁を乗り越えるのに必要なこと
07:05
2017/10/11
どうすれば社会的に恵まれない学生が、人生の成功を見据えて学業を習得していけるでしょうか?社会学者であるアニンディヤ・クンドゥはこう言います。やり抜く力と粘り強さだけでは十分ではない、つまり学生は自分達の抱える障害を乗り越え、社会制度の中で針路を見定める能力を身につける必要もあるのだと。彼は個人的、社会的、制度上の難題を物ともせず、立ち向かった学生達の、希望に満ちた話をします。
カロリーナ・コルッポー: 住みよい都市設計に役立つビデオゲーム
08:39
2017/10/10
世界人口の半分以上が都市に暮らす現在、まぎれもない1つの事実があります。それは我々人類が都市の生き物だということです。ゲームの側面と、都市設計の青写真作成ツールの側面を兼ね備えた『シティーズ: スカイライン』は、ユーザーが自分の創造性と自己表現を活かして都市の未来を再考するよう誘います。ゲームデザイナーのカロリーナ・コルッポーは、過去にユーザーたちが作ったすごい都市をいくつか紹介します。その中には、未来的な幻想都市もあれば、非常にリアルな都市風景もあります。あなたが夢に見る都市はどのようなものですか?
ラディカ・ナグパール: 魚の群れから学習する知能機械
10:51
2017/10/06
空想科学小説が描く未来では、人工知能は私たちと同じ筋道で思考をするようになっています。でも、自然界にある他の知性をモデルに人工知能を作り上げたらどうでしょう?ロボット技術者のラディカ・ナグパールは、昆虫や魚の群れが示す集団的知性を研究し、それらの行動規則を理解しようとしています。この先見性のあるトークで、ナグパールは人工的に集団の力を作り出す自らの研究を紹介するとともに、ロボットが群れをなして堤防を作ったり、作物の受粉をしたり、サンゴ礁の監視や衛星の集団形成をしたりする未来を語ります。
オーギー・ピカード: 製造業の仕事が減っている本当の理由
12:05
2017/09/28
アメリカなどでは貴重な製造業の仕事が中国、メキシコ、ベトナムといった労働コストの低い国に奪われており、保護貿易政策を今進めなければならないと、もっともらしく語られるのをよく耳にします。しかし、それらの仕事が失われた理由は、あなたの想像とは違うかもしれないと、ロジスティクス専門家のオーギー・ピカードは言います。ピカードは、国際貿易の実情を紹介し、生産分業と開かれた国境が、高品質で低価格な商品の製造にどう役立つかを説明します。
エミリー・エスファハニ・スミス: 幸せを目指すだけが人生じゃない
12:18
2017/09/26
私たちの文化は幸せになることに執着していますが、もっと満たされる生き方があるとしたらどうでしょう?作家のエミリー・エスファハニ・スミスは、幸せは気まぐれなものだと言います。でも生きがいを見いだすことは、自分自身のためになるだけでなく、最高の自分を高めてくれ、拠り所となる確かな手応えを与えてくれるのです。エスファハニ・スミスが語る生きがいの4つの柱の説明に耳を傾けて、幸せであることと生きがいを持つことの違いをよりよく知ってください。
アレキサンダー・ワグナー: ビジネスで人々が誠実に行動する動機とは
13:28
2017/09/26
毎年、大企業の7社に1社が不正行為に手を染めています。なぜなのか?その事を理解するために、アレキサンダー・ワグナーが社会正義に基づいて正しい行動をとるための経済学、倫理学、心理学を掘り下げます。人々が何故不正行為を働いてしまうのかを理解する内省の旅に出かけましょう。
ベンジャミン・グラント: 宇宙から地球を見るのはどんな気持ちか
11:54
2017/09/21
宇宙から地球を見た時の感動は宇宙飛行士の人生を変えると言います。作家であり芸術家でもあるベンジャミン・グラントは、それと同じ想像を超えるスケールと美の感覚を、人類が地球に及ぼす影響を示す一連の衛星画像によって引き起こそうとしています。グラントは「もし我々がもっと広い視野を持ち、何が起きているのかという真実を胸に抱いて地球の長期的な健康を真剣に考えるなら、この唯一無二の故郷のためにより良く、より安全で、より賢明な未来を築けるでしょう」と語ります。
ダーン・ローゼハーデ: スモッグ掃除機をはじめとする夢のような都市デザインの数々
12:18
2017/09/19
ダーン・ローゼハーデはテクノロジーと創造的思考によって想像力溢れる地球にやさしいデザインを生み出します。彼が見せてくれる最新作の数々には、人々がグリーンエネルギーについて思いを巡らせるよう「星月夜」を再解釈したアイントホーフェンの自転車道や、北京の公園の空気をきれいにするスモッグ掃除機や、ダンスによって発電してDJブースの電気をまかなうダンスフロアがあります。ローゼハーデが示す、創造性が真の資本となる未来のビジョンをご覧ください。
ジェニファー・グラニック: アメリカ政府が抗議活動をする人々を監視する方法 ― そう あなたも監視されている
14:25
2017/09/14
アメリカ政府に、あなたの通話を録音したり、メールを読んだり、位置情報を監視するのをやめさせるのは何でしょう?できることはあまりない、と監視とサイバーセキュリティを専門とする弁護士であるジェニファー・グラニックは言います。政府はあなたに関するあらゆる情報を容易に、安価に、令状もなしに集めることができます。そして、抗議活動に参加したり、銃の展示会を訪れたりすれば、あなたは政府の注意を引くことになるのです。あなたの権利とリスク、そして監視の黄金時代にあって自らを守るための方法をもっとよく知りましょう。
新井紀子: ロボットは大学入試に合格できるか?
13:37
2017/09/13
東ロボくんをご紹介します。このAIは、大学の入学試験で上位20%の成績を収めました ― 何も理解することなしに。ロボットがすぐ大学に入学するようになるわけではありませんが、東ロボくんの成功は人間の教育の未来に疑問を提起します。人間がAIより上手くできることについて子供たちが上達できるよう、私たちはどう助ければよいのでしょう?
ロビン・ハンソン: 脳をコンピューターにアップロードしたらどうなる?
12:16
2017/09/09
「em」をご紹介します。人の脳をエミュレートし、思考し、感じ、コピーした元の脳とそっくりに機能するマシンです。フューチャリストであり社会科学者のロビン・ハンソンが語る未来の姿はこんなものです。超高速コンピューター上で機能する em が世界経済を肩代わりするようになり、マルチタスクをするために自らをコピーし、人間に残された唯一の選択肢はリタイアすることだけ。ハンソンの描き出す奇妙な未来をご覧ください。ロボットが地球を治めたらどんなことが起きるでしょうか。
キャシー・オニール: ビッグデータを盲信する時代に終止符を
13:18
2017/09/07
アルゴリズムは、誰がローンを組めるか、誰が就職面接を受けられるか、誰が保険を掛けられるかなど、様々なことを決めています。ただアルゴリズムは自動的に公平性を生む訳ではありません。数学者でデータサイエンティストのキャシー・オニールは、秘密で、重要性が高く、悪影響を及ぼすアルゴリズムに「大量破壊数学」と名付けました。アルゴリズムの裏側にある隠れた意図を、もっと知ろうではありませんか。
レイ・ダリオ: 最高のアイデアが選ばれる会社を作るには
16:33
2017/09/06
同僚があなたのことを本当はどう思っているのか、そして同僚が本当はどんな人なのかが分かったらどうでしょう?レイ・ダリオは、徹底的な透明性とアルゴリズムによる意思決定を採用し、誰もが自由に発言して本当に思うところを述べることができる ― ボスの欠点を指摘することすらできる ― アイデアの能力主義を作ることの有用性を説きます。これらの戦略を使うことで、なぜダリオが世界で最も成功したヘッジファンドの一つを創りえたのか、そしてデータをもとに集団的な意思決定をする力をどう活用できるかご覧ください。
スーザン・ピンカー: 長寿の秘訣は周囲の人との交流かも
16:02
2017/09/04
イタリアのサルディーニャ島は100歳を超える人の比率がイタリア本土の6倍、北アメリカの10倍です。なぜでしょうか?心理学者スーザン・ピンカーによると、島民が健康なのは楽天的な性格や脂肪の少ないグルテンフリーの食べ物とは関係がなく、人と人との関係が密接で、じかに会って交流することが多いからだといいます。ピンカーとともに、100歳を超えて長生きできる秘訣を探りましょう。
リチャード・J・ベリー: 路上生活者に仕事や安全を提供する実践的な方法
12:21
2017/09/01
アルバカーキの市長であるリチャード・J・ベリーは、「仕事をください」と書かれたボール紙を持った男性を道で見かけた時、彼の(そして同じ状況でボール紙を手にした人達の)訴えをかなえてやろうと決めました。彼はスタッフと共に、路上生活者に仕事や寝る場所を提供する市全体の取り組みを始め、素晴らしい結果を出しました。この率直で前向きなスピーチを聞いて、あなたの市がどのようにアルバカーキの手本を再現できるか見出しましょう。
ピーター・カルソープ: より良い都市を造るための7原則
14:20
2017/08/31
既に世界の人口の半数以上が都市に住んでおり、2050年までにさらに25億人が都市部に移動するだろうと予測されています。私たちが新たに構築する都市の在り方は気候変動、経済の活力、私たちの幸福と人との繋がりの感覚など多くの問題の原点なのです。ピーター・カルソープは既に未来の都市を計画し、人々の相互作用に焦点を当てたコミュニティデザインを提唱しています。彼はスプロール現象を解決し、より賢く、より持続可能な都市を構築するための7つの普遍的な原則を共有します。
ジャック・コンティ: デジタル時代にアーティストがついに稼げるようになる方法
10:31
2017/08/30
20世紀はアーティストやクリエイターには奇妙な100年だったと、ミュージシャンであり起業家であるジャック・コンティは言います。(レコードの売上げのような)芸をお金に変える伝統的な仕組みはインターネットによって破壊され、ミュージシャンや作家やアーティストはどう暮らしを立てたらよいものか分からなくなっています。コンティは、Patreonによってアーティストがインターネットでファンから収入を得られる仕組みを作りました。このような支払いのプラットフォームは、デジタル時代にアーティストであることの意味を変えることになるのでしょうか?
マヌーシュ・ゾモロディ: 退屈な時に優れたアイデアが思いつく仕組み
16:13
2017/08/29
洗濯物をたたんでいる時やお皿を洗っている時、あるいは特段何もしていない時に際立って優れたアイデアを思いつくことが時々ありませんか?それはなぜなら、あなたの身体が自動操縦の状態になっている時、脳は忙しく活動し、アイデアをつなぎ合わせ問題解決するための神経結合を新たに形成しているからなのです。マヌーシュ・ゾモロディによる、何もしない時間を作ることと創造性の関係についての説明を聴いて、退屈することを愛おしく思えるようになりましょう。
アン・マデン: 微生物の世界へようこそ ― 自宅にも、そしてあなたの顔にも
10:07
2017/08/24
あなたの中にいる、そしてあなたを取り囲む微生物のジャングルに目をこらしてみてください。あなたの頬に生息するごく微少な生物もいれば、お宅のソファの下や裏庭の土の中にも微生物がいます。こうした微生物に対して、私たちは敵対的な関係性を築いています。それらは消毒したり、駆除したり、殺菌する対象なのです。しかし微生物学者のアン・マデンによると、こうした微生物は発見されるのを待っている新たなテクノロジーや医薬品の源泉であるといいます。マデンは言います ― 「こうした錬金術師とも言える微生物は気持ち悪いなんてことはない、未来そのものなのだ」と。
アンジャン・チャタジー: 脳はどのように美しさを判定するか?
14:48
2017/08/22
アンジャン・チャタジーは自然の持つ最も魅力的な概念である「美しさ」についての研究において、進化心理学と認知神経科学というツールを利用しています。魅力的な脳の奥深くを眺めつつ、特定の線、色、形状による構図が、私たちの脳を刺激する理由、さらにその背後にある科学について学んで下さい。
トム・グルーバー: AIはいかに人の記憶、仕事、社会生活を改善するか
09:46
2017/08/21
機械は私たちをどれだけ賢くできるでしょう?Siriの共同クリエーターであるトム・グルーバーは、私たちと競争し居場所を奪う代わりに、私たちの能力を拡張し、協力する「人間的なAI」を作りたいと考えます。彼が共有するのはAIが私たちが超人間的パフォーマンスを理解や創造、知覚において実現する事を助けるだろうという未来のヴィジョンです。AIは人間のデザイン技術を飛躍的に向上させたり、今まで読んだものや出会った全ての人の名前を全て記憶する手助けをしてくれるでしょう。グルーバーは言います。「今、私たちは人工知能におけるルネッサンス時代の真っ只中にいます。機械が賢くなる度に私たちも賢くなるのです」。
ジョセフ・レドモン: コンピューターはいかに物体を即座に認識できるようになったのか
07:37
2017/08/18
10年前には研究者達はコンピューターで猫と犬を見分けるのはほとんど無理だと思っていました。今日では、コンピュータービジョンシステムにより99%以上の精度で行えるようになっています。どうやってでしょうか?ジョセフ・レドモンはオープンソースの物体検出システム YOLO (You Only Look Once) に取り組んでいて、シマウマから一時停止の標識まで、映像や画像の中の物体を瞬時に識別できるようにしています。この目を見張るようなデモで、レドモンは自動運転車やロボットやガンの検出といった応用に向けた重要なステップを披露しています。
フランソワーズ・ムーリー: ニューヨーカー誌、象徴的な表紙イラストの舞台裏
08:29
2017/08/17
ニューヨーカー誌のアート・ディレクター、フランソワーズ・ムーリーをご紹介します。彼女は過去24年間、この雑誌の名高い表紙の決定に携わってきました。9/11直後の週には黒地に黒で描かれたツインタワー、そして最近はトレードマークの紳士ユースタス・ティリーをロシア風に描いたイラストを手がけました。イメージを回顧しながらムーリーが考えるのは、シンプルなイラストが、いかにして私たちが毎日目にするイメージの洪水を突き破れるか、そしていかにして時代のある一瞬の感覚(そして感性)を上品に捉えることができるかということです。
マーク・レイバート: 走って飛び跳ねて、ドアも開けられるロボット犬「スポット」
14:33
2017/08/14
ロボットが人間や動物と同じように行動する、そんなサイエンス・フィクションで描かれる未来は意外とすぐそこまで来ているのかもしれません。ボストン・ダイナミクス社を創設したマーク・レイバートが開発している先進的ロボットは、チーターのように駆けたり、深さ25cmの雪の中を進んだり、2足直立歩行したり、さらにはドアを開けて荷物を配達したりできます。レイバートが会場でデモを披露する機敏なロボット「スポットミニ」は、周辺空間をマッピングし、物を取り扱い、階段も上れます。もしかすると、近いうちにロボットが身のまわりのことを手伝ってくれるようになるかもしれません。
クリステン・マーハバー: なぜサンゴ礁にはまだ希望があるのか
07:14
2017/08/11
太平洋のサンゴ礁は警戒すべき速さで死滅しています。水温の上昇による白化が主な原因です。しかし、TEDフェローのクリステン・マーハバーは、今から行動しても遅くないと言います。彼女はカリブ海を取りあげます。その海ではサンゴが、時間をかけ、適切な水温にあり、保全されたことで、損傷から回復できる力を示したのです。マーハバーは、私たちがなぜ今残っている貴重なサンゴの保全を続けなければならないのかを、思い起こさせてくれます。「サンゴはいつも長期戦をしてきました。今は私たちもです。」と、彼女は言います。